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文具を愛するものの悩み①
文房具オタクの気持ちは、そうではない人には、だいたい通じない。
文具は、生活や仕事をするためのツールでしかないのだけれど、機能やデザインは日夜進歩している。さらに言うと、ここ10年の文具の進歩はめざましい。文具の進化と、F1車の進化を比べて、類似性を指摘する人も多い。
そんな文具に対して、愛ゆえの悩みは尽きない。
今も一つ大きな問題を抱えている。
数年前から「travelers note」という手帳を使っている。発売元は日本のmidoriという会社なのだけれど、欧米、アジアを中心に全世界にファンが存在する一代プロダクトだ。機能性重視のノートでありつつ、オプションでカスタマイズする楽しさを全面に押し出している。
コラボレート商品も多く、その一つ一つのデザインが秀逸で、限定商品についてはユーザーの間で珍重されるという、文具業界では唯一無二の存在。
2023年は「diner」というコンセプトの noteセットが売り出されたのだけれど、この商品、人気がありすぎて抽選でしか手に入らない。travelers note USAでは、一般発売されるらしいが、日本では手に入らないという売り方がなかなかファンの心を揺さぶる。
で、ぼくの心も揺さぶられてしまう。
「どうせ、抽選なんだから当たらないだろう」と鷹を括って申し込んでみたところ、まさかの当選。買うべきか、買わざるべきか迷ってしまう。そもそも、今年はすでに新しいノートを使っている。文具モノの矜持として、やはり、使わないものをコレクターのように溜め込むのは良くない。文具は使ってナンボだと思うのだ。
しかし、何度見ても、小洒落て、見返してしまうデザイン。しかも、限定商品ならではの小技が効いている。当選発表後は、実際の購入申し込みをするまで少し時間の猶予がある。買うべきか、買わざるべきか。ぼくは、文具好きの信念と購入の誘惑を天秤にかけている。
リミットは迫るが、未だ結論は出ない。
※この noteを書いた後、購入を決意してしまった…。ちょっと高い値段だったけど。