2021のガンバ大阪、新型コロナと目標と一番大切なことってなんだろう

お疲れ様です。久しぶりのnoteです。
私的な都合もあり、まとまった時間をもってガンバのまとめをする時間がございませんでした。かなり振り返り長いかもですが、お付き合いいただければ。

covid-19クラスターによる活動停止

名古屋戦の日は仕事だった。サクッと終わらせて家路を急ぎながらスタメンでも確認しようかと思ったら、スタメンが出ない。そして届いていたのが試合中止のお知らせのLINEだった。こればかりは本当に仕方がないと思う。だれも責められない。
個人的に近所に住んでいる選手もいて、ウイルスがどこからチームに入るかなんてわからない。ご子息が通ってる学校とか、ご家族の勤務先、一人暮らしの選手が通っている定食屋さん、スーパーマーケットいろんなことを考えたりもしていた。選手のお子様がいわれなきいじめの対象になるのではないかとかなんかそんなことまで考えたし、今でもそんな風におもったりする。

2021年もcovid-19と付き合いながらシーズンを戦っていかなくてはならない。各クラブでポツポツと陽性者発生者の情報が出ている。3月のガンバと同じようになるチームが発生する可能性はあるし、ガンバにだってまた同じことが起こることだって考えられる。選手、スタッフ、そのご家族は社会とつながっている。そう考えるとJリーグが円滑に進められるかは、ファン・サポーターも「つながり」を意識しながら、日々丁寧に感染対策を取りながら仕事などいろんな行動をとることに限ると思う。一人ひとりの行動がみんなを守る。ひとりの努力がその人の家族や仕事でお付き合いのある人、そしてそのご家族と連鎖して大きなつながりになっていく。

現状の大阪は、パナスタ近くの大阪大学病院のICUの全床がcovid-19用に使用されている。パナスタで怪我、特に脳神経系のトラブルが起きた時に救急車が呼べるのかどうか。近くの大きな病院に運びたくても運べない。安全な試合運営にも課題があるのではないか、そのために奔走しているスタッフの方もいらっしゃるだろうと察する。私たちの日々の生活・仕事が感染のリスクと隣り合わせの生活になっている。もう、できる限りの努力をするしかないので、ストレスをため込まないように適度に運動したり楽しいことして、過ごしていかないといけない。

再開後の試合について

選手たちに要求された自粛の内容は「必要なこと以外一切外に出るな」だったようだ。できることも限られていた中で、最低限のトレーニングが日々していたとしても、サッカーは短距離走の繰り返しのスポーツだ。体幹・自重トレーニング、瞬発系を維持するトレーニングを屋内でしても、やはり走らないことには何にもならないと思う。
また、活動を停止している間、他のクラブは「M-T-M(試合-練習-試合)」のサイクルを繰り返し、チームの構築、強度を高めていっていた。その中に周回遅れでぶち込まれた中で、最低限の4月を過ごせたとも思う。また、対戦相手も上位チームとの対戦相手も比較的上位チームが多かったなかで、敗戦を少なく抑えられたのはポジティブにとらえたほうが良い気もする。というわけで別表参照。右端のチェックマークのチームがすでに対戦済みのチーム。

20210502順位

大阪ダービーについて

コンディションを言い訳にすることはやめると断言して迎えた大阪ダービーについて。4-3-3への回帰が大きなトピックだ。チームとして見えた課題は、目指す理想と現実の「差」だった。

後方からのビルドアップ、ゴール前の守備に大きな問題はなくなっている一方で、攻撃に転じるときの「スピード」、「いるべき場所」「ボールを運ぶ目的地」の共通認識の不足が大きい。個々の能力とチームの約束事をリンクさせる作業の難しさが露呈した気がする。いかんせん、コロナの活動休止の影響で、4月を短期的に今できること、選手のプレータイム管理や組み合わせで起きる現象の確認を優先させたがゆえに、理想の戦術約束事に基づくチーム作りができていない。

ダービー前の1週間でこのあたりの取り組みをスタートさせたのだと思う。いくつか「良い形」は見えたし、昨年までとは違うチームを作るという気概は感じる試合ではあったが、理想にはまだまだ遠い。「M-T-M(試合-練習-試合)」のサイクルを繰り返しを粘り強く続けていくしかないだろう。

2021シーズンこれからの目標について

現状のガンバ大阪の1試合あたりの平均勝点は0.88。残留争いのペースだ。8試合を終えて完全にスタートダッシュに失敗している。リーグの優勝は相当に難しい。

これからの勝点計画

優勝争いに絡むのであれば、1試合あたりの勝点を2.3以上にする必要になる。となると、残り30試合で27勝しないといけない。かなり厳しい。ACL争いについて、例年でれば1試合当たりの平均勝点を2にしないといけない。これだと23勝が必要。残留に必要になるであろう勝点45はこれから13勝すれば到達する。

1.リーグの目標は新しいチームの型を妥協せずに作り、早期に13勝して残留を確定的にすること。

2.ACL、ルヴァン杯、天皇杯はあきらめず優勝を目指す

以上の2つが現実的なところだろう。失った時間は取り戻せない。しかし、これから先に目を向けよう。まだリカバリーはできる。

一番大切なことって何?

covid-19があろうがなかろうが、プロスポーツクラブの一番大切なことは「存続し続ける」ことだといろんな経験から肝に銘じている。優勝、タイトル獲得は大きな感動を共有できる。しかし、応援しているクラブがなくなってしまったらしまったら、本当に何もなくなってしまう。3月のガンバ大阪の活動中止期間中に、私個人が感じたことは「喪失感」だった。DAZNで見ている、今まで長く当たり前に存在しているJリーグにガンバ大阪がなくなってしまった世界を疑似体験しているような気がした。優勝争い、試合の勝利は胸を熱くさせる。しかし、クラブが存在し続けることが何より大切。個人的には

①ガンバが存在し続けて、試合を応援し続けること

②北摂のエリアのサッカー文化の醸成(アカデミーの充実とか普及とか地域とのコミュニケーション)に貢献し続けてくれること

③トップチームの勝利

④タイトル獲得

こんな感じの優先順位かなと改めて感じている。順番は人それぞれでいい。だけど、何事も「存在すること」が一番尊いのではないかとすら思う。そりゃ、強いほうがいいに決まってるけど、J1だろうがJ2だろうがJ3だろうが、住んでいる街に応援できるクラブが存在し続けてくれることが私にとって一番大切なことだ。今は、試合の分析とか現象とかを追いかけることより自分にとって、ガンバ大阪に関わるうえで一番大切なことをかみしめたいと思っている。

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