見出し画像

「森のハロウィン」を描く

今回はハロウィンをテーマにした絵です。
この絵の制作開始は2023年の9月末、そろそろ世の中でも「ハロウィン」という言葉をよく耳にする時期となりました。

ちなみに、「イベントをテーマにした絵」を僕はほとんど描きません。今回は偶然SNSで素敵なハロウィンの絵を見かけ「僕もハロウィンの絵を描きたいなぁ~」と思いました。趣味絵の場合、新しい絵を描く「キッカケ」はだいたいがそんな感じで突然やってきます。僕は、そんな「突然のキカッケ」を大事にし、絵を描くことがとても大切だと思っているのです。

ということで、今回の絵は「ハロウィン」がテーマです。ハロウィンといえば「世界観」が重要だと思います。世界観といえば「コケダマちゃん」ということで……(笑)、コケダマちゃんの日頃の生活風景をハロウィンと絡めた1枚として絵を制作することに決めました。

そして、今回の絵はカラーで完成となりますが、線画部分は「アナログ」、カラー部分は「デジタル」で進めていきます。アナログの絵を描くのが好きな僕としては、とても珍しい制作内訳となりました。

実は昔、コケダマちゃんのLINEスタンプを出したことがあります。この絵素材はLINEというデジタルサービスとの相性、さらに、たくさんの絵素材が必要になる仕様も踏まえ、効率を重視した「半デジタル」で制作をしました。

そして、今回のハロウィンの絵も、このLINEスタンプと同じ「半デジタル」での制作となります。この描き方は、「線画はアナログの方が早い」「塗りはデジタルの方が早い」という僕の感覚を考慮して考えた「制作効率重視の描き方」なのですが、実は、今回の趣味絵の作業時間がそれほど多く取れない可能性もあり、その都合も考慮して、この制作スタイルとなったのです。

では早速、この「制作効率重視の描き方」となったコケダマちゃんのハロウィンの絵を、制作開始の「下描き」から解説していきます。

🍀まずは下描きから

今回は大きく下記制作フローを考えています。

①下絵でレイアウトを検討する
②下絵を清書して線画を完成させる
③パソコンで着色する
→完成

基本的にはよくある制作フローです。僕は線画を「一発描き」で進めることも多いのですが、今回はカラーが「デジタル作業」となり、色が綺麗に塗られます。そのため、線画にも一定の精度が求められるため「下描き」のフローを設けました。

早速、まずは「タネちゃん(うさ耳)」から絵を描いていきます。通常であれば、コケダマちゃん(苔の妖精)から絵をスタートさせることも多いのですが、今回はタネちゃんの容姿が一番「ハロウィンらしさ(仮装姿)」を出せそうな気がしたので、タネちゃんからスタートさせました。ちなみに、絵の描きだしは「重要なモチーフから」というのが僕の変わらない「ルール」となっています。

ここから先は

9,302字 / 26画像

¥ 100

期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?