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【We will B】結束バンドはたしかに実在した

2025年2月15日、結束バンドツアー追加公演「We will B」に行ってきました。

伝説の瞬間を生で目撃した感想を綴っていく。


◯初のアリーナライブで高まる期待とその抑制


今回の会場は武蔵野の森総合スポーツプラザ。
結束バンドにとっては初のアリーナでのライブ。

個人的にはこの会場は別のコンテンツのライブで何度か来ているので、そんな馴染みの会場で結束バンドが見られるというのが嬉しかった。

昨年の秋から行われたZeppツアーの集大成という側面もある今回のライブはいったいどんなセトリになるのか、どんな演出があるのか、新情報の発表は?……多くの人たちがさまざまな期待を持ってこの日を迎えたことは言うまでもない。

僕もその一人。

……と言いたいところだが、実際は少し違う。

ぼっち・ざ・ろっく!という作品が大きくなればなるほど、どうしても2期を望む声が増えた。大規模なライブを望む声が増えた。
後者は今回やっと叶ったと言っても良いが、まだまだより大きな会場でのライブを望んでいる人もいるはずだ。

いろいろな事情からファンが望むことを全て叶えてもらえるわけではないと僕は思っているから、期待をしすぎることに少しばかりの罪悪感を覚える節がある。

だから、今回のライブについてもただ結束バンドの素晴らしいパフォーマンスが見られれば、それだけで十分だと思っていた。(もちろん、それも当たり前ではない)

結束バンドのメンバーそれぞれがやっているラジオ番組を聴いているのだが、今週の放送ではそれぞれのメンバーがいやに感情を込めてこのライブの告知をしていたような気がした。例えば、鈴代紗弓さんは「出来ればリアルタイムで見て欲しい」と強めの口調で言っていたと記憶している。

そんな「絶対これ何かあるな……」と思わせるようなサインがあっても僕は自分の期待値を上げすぎないようにコントロールしていた。

昂る感情を適度に抑えながら臨んだライブに衝撃を与えられることになるとは……。


◯熱気が伝わる序盤戦


今回は気合いを入れてSS席のチケットを取ったので、かなり良席の可能性があった。
だが席に関しても期待しすぎないようにしていた。

そもそもライブというのは、その場で音楽やパフォーマンスを体感するのが主目的であり、座席の位置というのはおまけみたいなものである。
そんな風に思いながら参加するのが、一番ライブを楽しめると思っている。

そんな僕の今回の座席は、A4ブロック。
もっと詳しく言うと、やや上手よりの前から6列目



アリーナでこんな近距離なことあるかよ!!!!



というわけで、そんな神席で拝んだライブを順を追って振り返ってみる。

まずはいつもと同様にバンドメンバーの皆さんによる演奏から始まったのだが、今回はいつも以上にグッとくる演出があった。

アニメ1話の映像をバックに劇判が演奏された。

これまでの結束バンドは、アニメから生まれたバンドでありながら実在のバンドとしての側面を強く押し出している部分もあり、ライブでアニメ映像などの演出はほとんど取り入れられていなかった。

しかし、今回はアニメコンテンツとしてド直球の演出をしかけてきた。

ライブ開始でまだ数分も経っていないこの時点で、僕の目からは涙が溢れそうになっていた。

そして、この流れならばこれかしかないという曲でライブは幕を開けた。

『青春コンプレックス』


アニメのオープニング映像を背負いながら、いつも以上に覇気を纏った長谷川育美さんが登場した。

のちのMCでご本人も「かかっていた」とおっしゃっていたように、これまでのライブの育美さんとは違ったエネルギーを感じた。

何度となく聴いてきたこの曲が違った表情を見せた瞬間だった。

間髪入れず続けて披露されたのは、『ギターと孤独と蒼い惑星』。

こちらでも画面いっぱいに映し出されたMVを背負って、力いっぱい歌い上げる育美さん。

ド派手なステージ演出も相まって、その熱気に完全に圧倒された。

個人的には続けて披露された『ひとりぼっち東京』 を生で聴けたのが嬉しかった。

そんな怒涛のラッシュを経て、続けて水野朔さんが登場。

『カラカラ』のイントロはいつ聴いても沸る。

この日の水野さんはこれまで見てきたなかでも一番振り絞るように声を出しているように感じた。

長谷川さん同様「かかっていた」のかどうかは定かではないが、どちらかといえば軽やかで静かな中でも情熱的に、青い炎のような歌を披露してくれる印象のいつもの歌声とは違った。真っ赤な炎を懸命に燃え上がらせようとしてるような歌声だった。

そして、そんなに必死でありながらも音程を外すことなく歌い上げていることにも衝撃を受けた。

バカみたいな表現になってしまうが、本当に歌が上手い。

そんな振り絞るようでありながらも美しい歌声で『惑う星』まで披露した。


◯喜多郁代の可愛さと神秘的なぼっち



山田リョウの残したハードな空気を一気に明るく変えたのは『Distortion!』。

『カラカラ』のときもそうだったのだが、この曲もアニメのEDを背負っての披露だった。

スズキハルカさんのイラストを使用したこの映像が本当に大好きで、可愛らしいイラストに負けないくらい可愛らしい歌声とパフォーマンスを披露する育美さんが、序盤の覇気を纏ったボーカリストとはまるで別人のようだった。

ここでやっと、育美さんのMC。

先にも述べていたように、かかっていたと言いながらもいつも通りフラットな雰囲気でお話する育美さん。
このテンション感が心地よくて僕はすごく好きだ。

MC明けは『僕と三原色』。

この曲の映像演出が美しかった。
三原色+一色が渦巻く映像が、この曲に込められたぼっちの結束バンドメンバーへの愛を表現しているようだった。

続いて『milky way』。

今度は喜多ちゃんの想いが載せられた曲。この2曲に限った話ではないが、今回のライブはセトリの流れが本当に美しく、いろいろな想いの匂いを感じ取れる。

ここまでの2曲をしっとりと歌った育美さん。
いつものことながらその表現力には圧巻された。

そして、ここで青山吉能さんの登場。
『夢を束ねて』を披露。

この曲のノスタルジーな雰囲気はいつ聴いても胸が震える。
青山吉能さんの歌声が美しすぎる。
まるで幻かのように透明感のあるパフォーマンスを披露して、一瞬でステージ上から消えてしまった。

ノスタルジーは続く。『秒針少女』。

青山さんの残した幻のような空気を引き継ぎ、こちらも美しく儚い歌声だった。


◯武蔵野の森が下北沢になった


一旦暗転が挟まり、ぼっちが憑依したかのような三井律郎さんの力強いギターが鳴り響く。

『あのバンド』。

先ほどまでの空気が一変する。

台風ライブのときに追い込まれた結束バンドがぼっちのギターで全てを変えたように、全く別の空間になったようだった。

『ドッペルゲンガー』。

そう、この曲順。
あの台風ライブの再現である。

アニメの構成上、地続きで観ることができなかったライブシーンを本物のライブで観ることができた。
武蔵野の森がSTARRYになったのだ。

そんな風にアニメの結束バンドと目の前の結束バンドの融合を感じたあとに、鈴代紗弓さんが登場して『なにが悪い』が披露された。

これこそが『ぼっち・ざ・ろっく!』であると言わんばかりの流れ。

そんな流れの中で下北沢の大天使が会場を盛り上げる。

虹夏ちゃんと鈴代さんの持つ底抜けの明るい雰囲気はいつ見ても元気がもらえる。

鈴代さんのパフォーマンス力の高さは、そんな強く放たれる明るさのエネルギー由来のものだと僕は思っている。

他のキャストさんももちろんそうだが、鈴代さんを見ていると本当に虹夏ちゃんになるべくしてなった人だと強く感じる。

明るく盛り上げたあとのMCは少し浮き足立っているようにも感じた。

あんなに完璧に盛り上げていたのにも関わらず、もしかしたら緊張していたのか。

そのときの鈴代さんの心理は知る由もないけど、そんな心の機微を感じ取れたような気がするライブ感が良いなと思った。

前回のZeppツアーのとき同様、そのギャップに圧倒された『UNITE』。

ただ今回は、ハードロッカーという言葉が似合う激しいパフォーマンスの中に可愛らしさも感じることができた。
この瞬間を純粋に楽しんでいるような表情を見た気がした。


◯STARRYから秀華祭へ


『UNITE』の勢いそのままにボーカルをバトンタッチして『忘れてやらない』

爽やかでアップテンポな曲なのに歌詞は少しばかり後ろ向きなこの曲が僕は本当に大好きだ。

イントロのハンドクラップで今度は秀華祭へと空間が変わる。

最初は自身のことをかかっていると評していた育美さんだったが、この頃には軽やかに歌っていたように感じた。喜多ちゃんが持つ愛らしさを感じられる歌い方がこの曲では随所で見られる。
「いつか死ぬまで何回だって」「笑ってやんのさ」の歌い方が特に好き。

爽やかでキュートな表情を見せながら最高の盛り上がりを見せたあとは、やっぱりこの曲。

『星座になれたら』

アニメでは大ピンチを招きヒヤヒヤしたこの曲だが、この日はただ幸せな時間だった。

もはや恒例となった喜多ちゃんのアドリブとぼっちのボトルネック奏法の再現がないと物足りない身体になってしまった。

育美さんがMCで「ここまで16曲披露してきました」と言ったときに初めて、気付けばそんなに駆け抜けてきたのかと思った。最高の時間は一瞬なんだと少しの寂しさを感じている間に最後の曲が始まった。


◯人生を救ってくれた曲


『月並みに輝け』

僕にとってこの曲は救いの歌である。

昨年の6月に公開された劇場総集編のオープニング曲であるこの曲を僕は何度となく聴いた。

劇場に通い詰める度に涙を流した。

結束バンドの過去を描いたオープニング映像の切なさが胸を打った。

ただでさえ素晴らしい作品というだけで思い入れがあるのだが、それに加えてこの曲が僕にとって特別なものである理由が他にもある。

昨年の6月ごろから年末にかけて、とあるきっかけで僕は人生に絶望していた。自分と自分の未来になんの希望も抱けなくなってしまった。

どんなに調子が良い日でも常にうっすらと不安を抱えていた状態の中で、唯一『ぼざろ』を観ているときだけは幸せな感情で心が満たされた。

この曲は何かに本気で挑戦したことがある人には必ず刺さる曲だと思う。
そして、その挑戦を諦めた人にはさらに刺さる曲でもある。

僕も一応人生をかけて挑戦したことがある側の人間のつもりだ。そして、諦めた側の人間でもある。

僕の諦めを代弁してくれて、過去の挑戦を肯定してくれて、僕の未来に少しの勇気を与えようとしてくれている、そんな曲だと思って聴いていた。

この曲を聴くと辛かったときを思い出すと同時に、その辛さから救ってくれた結束バンドへの想いが溢れて自然と涙が出そうになる。

そんな思い入れのある曲がライブの最後で披露された。あの切ないオープニング映像がスクリーンに大きく映し出されながら。

正直に言うと、感情の震えが激しすぎて事細かにパフォーマンスを目に焼き付けることができなかった。

それでも、この曲をあの場で直接目にすることが、耳にすることが出来て本当に良かったと思う。

目に涙を浮かべた状態でライブは終わった。


◯ギターヒーロー


最高のパフォーマンスをこれでもかと浴びた余韻に浸っているうちに、アンコールが巻き起こる。

まだ聴いていない曲、目にしていないパフォーマンスがある。

再び青山さんが舞台上に現れる。

ステージ上に置かれているギターを当然のように担ぐ。ギターの位置が少ししっくり来ていないような表情を浮かべたあとに位置を調整しなおし、準備完了の大きな頷きをバンドメンバーに送る。

ギターを担ぎながら舞台上に上がってきたときに大歓声が巻き起こった「恒星」が懐かしい。

ライブ再開の合図に相応しい曲が始まった。

『Re:Re:』

慎重さが際立つ演奏の中でも楽しそうな表情が見える。

結束バンドの祖先とでも言うべきあのロックバンドの曲を、リスペクトを持ちつつ自分の曲にしているように感じた。

作品の座長の歌声以外の声をやっと聴くことが出来たMCを終えて(改めて音楽だけでここまで満足させてくれるのすご過ぎる)、『転がる岩、君に朝が降る』が披露された。

過去のライブ感想でも書いているが、この曲は本当に披露される度に表情が変わる。一つの楽曲で毎回感じ取れる印象や感情をこんなにも変化させることができるのは、青山吉能さんの表現力のなせる技である。

『Re:Re:』でもそうだったが、本家さまへのリスペクトの念を持ち続けていることがひしひしと伝わってくるくらい丁寧に歌い演奏しているように見える。

披露される度にこの曲への向かい方が熟練されていっていると感じた。

もはや板に付いてきた弾き語りをやりきり、アンコールが終わった。


◯実在した結束バンド


満足度が高かったことにより、ダブルアンコールに確信が持てなかった。

たしかにこれで終わるはずがないと言われればそうだと言える構成なのだが、これで終わっても良いと思えるくらい素晴らしいライブだった。

しかし、照明はまだつかない。ライブ終了のアナウンスもない。

まだライブは終わっていない。

またしてもBTRコール(アンコール)が湧き起こる。

暗転中の舞台で転換が始まったのがうっすらと見える。準備に少し時間がかかっているように感じた。

何が始まるのか。

そう思っていると、暗闇の中でドラムセットが舞台上に運ばれてくるのが見えた。

そのときに、ある考えがよぎった。

いや、そんなはずはない。

そんなに簡単にできることではない。

僕は学生時代に少しだけベースをかじっていたことがある。楽器の難しさくらいは知っている。

さすがにありえない。

1人で挑戦するならまだしも、4人でそれをやることの難しさは計り知れない。ましてや声優として一線級の活躍をしているあの4人が。

そんなことを思っているうちにモニターに楽屋の映像が映る。

4人が何か話しながら力強く廊下を歩きはじめる。
音声はないので何を話しているかわからない。(青山さんと水野さん、育美さんと鈴代さんという組み合わせで歩いているのがなんか良かった。)

舞台袖に到着して、4人が円陣を組む。
秀華祭のライブ前のシーンを思い出す。


もう絶対にそうだ。


でも、それでもなお信じられない。ありえない。


照明が着くと見おぼえしかないギターやベースが並んでいる。


まだわからない。

4人が舞台に上がる。


まだ信じない。


鈴代さんがドラムセットに入った瞬間に大歓声が上がった。


結束バンドが現実になった。



会場がどよめく中、緊張しつつもにこやかな表情でセッティングを始める4人。

アイコンタクトを取り、ドラムスティックを叩く音が鳴った。


『フラッシュバッカー』


演奏が始まった瞬間に鳥肌が立った。

ここまで2時間近く一流のプロの演奏を聴いてきた大勢の人たちの前で、楽器を演奏することがいかに無謀で恐ろしいことかは誰でもわかるはずだ。

耳が肥えきった我々に届けられた一音目が、バンドだった。
正真正銘のバンドだった。

当然先ほどまでのプロの演奏と比べたら拙い。
だが、無意識に比較してしまうくらいに「演奏」として認識していた。

力強い一音一音を逃すまいと聴いた。

4人の表情や動きをつぶさに見た。

これまで同様に、ぼっちちゃんのように俯きながら演奏する青山さん。

ボーカルに徹している時とはまた違った歌声の表情を見せる育美さん。

満面の笑みを浮かべながら力強く音を発する鈴代さん。

クールな表情でありながらも懸命に身体でリズムをとる水野さん。

いつも見ている4人の初めて見る姿が幻想的だった。


「フラッシュバッカー」という選曲も良かった。

結束バンドの曲は難しいものが多いので難易度的な兼ね合いもあるとは思うが(この曲はこの曲でスローテンポでリズムをとるのが難しそうではある)、アニメ放送終了後に公開されたPVで流れたこの曲をこのライブのクライマックスに持ってきたことに大きな意味があるように思える。 


のちにわかったことだが、この日のために一年以上練習を重ねてきた4人のクライマックスがこの瞬間だったのだから、そういう意味でも相応しい曲だったと思う。

そんなクライマックスを楽しんでいる4人の姿が本当に眩しかった。

めいいっぱいの笑顔で演奏する4人。

音楽における感情の大事さを僕はよく知っている。虹夏が教えてくれたから。

虹夏の言葉を体現するかのような演奏を終える頃には、大歓声が巻き起こっていた。




◯待望のサプライズ、そして



今回のライブのゴール地点を見た。

そりゃあ自身のラジオで感情込めて告知もするよ。
一年も練習してきたんだから。

僕が聴いていたあのラジオのときも、見ていたあのアニメのときも、遊びに行ったあのイベントのときも、練習していたんだから。

4人が泣きながら抱き合っていた。

最後の挨拶だ。

そう思っていたら、思わぬ言葉を耳にする。

「これからもぼっち・ざ・ろっく!をよろしくお願いします!」

映像が流れる。

実はライブの合間に何度か下北沢の街並みの映像が流れていた。

見おぼえのある演出。「恒星」で劇場総集編の発表があったあのときに似ている。

画面の中のSHELTERの扉が開いた。

アニメのダイジェストが流れたのちに映し出された文字。


「We will Be back!」


2期制作決定の発表の瞬間に立ち会うことができたのだ。


本当は心から望んでいたのにいつしか期待しないようにしていたことが、目の前で現実になった。

喜びが溢れた。

制作スタッフからのコメントにも愛があった。

製作陣の変更に関してはライブ後にアップされた素晴らしいラジオを聴けば、個人的には語るのも野暮かなと思っている。


新たなビジュアルも発表され、やっぱりこれが「ぼっち・ざ・ろっく!」だよなと思わせてくれる。


幸福と興奮に満ちた空間でラストスパートが始まる。

『今、僕、アンダーグラウンドから』

これからも「ぼっちちゃんのロック」を見せてくれることが決まった直後に流れるのに相応しい曲。

爽やかに盛り上がれる素晴らしい曲だなと感じながら、改めてこの終盤にきての育美さんのパワーに驚かされた。

そして、最後の曲は『光の中へ』。

この曲の存在意義はあまりにも大きい。

4人の声が入った唯一の曲。なおかつライブの締めくくりにも相応しい曲調。

終わってしまう切なさより、ともにゴールを迎えられた喜びを強く感じる。そんな曲だなと思う。

感動のフィナーレを迎えて最後の挨拶。

正面に挨拶したあと、育美さんと水野さんが下手側に駆け出す。あとをついて行こうとする鈴代さん。

だが、青山さんは涙でそのことに気付かない。

鈴代さんが声をかけたのちに青山さんの手を引いて、2人は下手に駆け出した。


あまりにもぼっちと虹夏だった。


やっぱり結束バンドは実在したんだ。



◯当たり前じゃない「これからがある幸せ」



先ほど触れたラジオで「2期を作る予定はなかった」という話が出てくる。

大ヒットコンテンツになったからと言って必ず続編が作られるわけではない。

思えば、結束バンドの活動はいつも「これで最後かもしれない」という空気が常に流れている気がした。

それはキャストさんたちもよく口にしている。

もともとこんなことになるとは誰も予想しなかった、そんなコンテンツだからこその特徴かもしれない。

そんな「次」があることが当たり前じゃないことを教えてくれた「ぼざろ」が、結束バンドが、大きな「次」を与えてくれた。

その「次」が来るまでの時間を今は最高に幸せに感じている。

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わたなべP
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