【選挙の戦略全く無い】
未だに、
「どっから票とってきたの?」
「どんな戦略だったの?」
「これからは新しいやり方じゃないとダメだわ」
と言われますが、
戦略なんて全くありません。
多くの方々が1年前くらいから準備を始めるのに対して、私が出馬を決意したのは2ヶ月前でした。
とにかく時間がない中で、絶対に決めていたことが2つあります。
1.ゴリゴリの選挙感は出したくない
2.選挙カーは絶対に使わない
私は元々政治に興味がありませんでした。日本国民である自覚や、税金がどのように使われているかなど遥か彼方の話のように聞こえていました。
だから訳もわからない中で、毎日毎日うるさくて知らない人に手を振られて選挙が嫌いでした。
それでも、町を変えたいと思う自分に応えていかなければならない。
だとすれば、やりたくない事は徹底的にやらないと心に決めました。
ゴリゴリの選挙感を出さないと言うのは、選挙で使う広告のデザインです。
知名度がない私は一刻も早く、多くの人に知ってもらう必要がある。
だから、デザインは全て自身で手掛けました。デザインも自己表現だからです。
本来であれば、本人に直接会わないとどんな人間なのかわからないけど私がデザインした物に触れた時に心が動く人がいる訳です。
美術館がわかりやすい例です。
デザインの中に文字も使いました。授業中眠くなるのは先生が自分の言葉で喋っていないから。だから私は全部自分の言葉で語りました。
選挙カーについては、誰もが
「車を走らせないとダメだ」
「美里町隅から隅まで周れ」
と言いましたが
「なぜだ」と聞いても答えは返ってこなかった。
つまり、意味もなくがむしゃらに戦場に飛び込んでいけと言う事です。
私には理解ができなかったし、時間もなかった。
私に会いたい人がいれば、来て頂く。その方が効率的です。
私に会いたくもない人の所に行って、音を出して手を張りまくっていたら不快な思いをさせてしまいます。
だから私は毎日決まった場所に出向くようにしました。
すると、私と喋ってみたかった!と言う方々が足を運んで下さるようになりました。
この様に、戦略と言うよりも
やりたくないことを徹底してやらなかった
と言う答えに至ります。
そして、自己表現ができる場面を存分に活用した。
どこから票を取ってきたのか?
という質問には全く答えられません。
政党を背負っているわけでもないし、
どっかの地区からの推薦でもない。
そして最後に、1119票というのは多すぎます。
今回の選挙は国政選挙と被っていました。そのお陰で投票率も上がっています。
人々の心理として目新しい物は気を引きます。
私はこれからの身です。4年後、また同じ結果を出すには私が日々議員としてどんな動きをしているのか、どんな結果を出してるのかを示していかなければなりません。
感情やその場限りの舞い上がりでなく、
物事の本質を見抜き、進めること。
はづき