歯を食いしばるとパフォーマンスは低下する!?
こんにちは!
ジャンプの学校トレーナーの森です ^^
スポーツの現場で監督やコーチから『歯を食いしばらんかい!』と言われたり、『歯を食いしばって頑張る』などの表現は昔よく使われていましたが、最近ではあまり聞かなくなったように思います。
スポーツする時は歯を食いしばった方が良いのか? 食いしばらないほうが良いのか?
スタープレーヤーであるバスケのマイケルジョーダン、野球のイチローや陸上のウサインボルトのプレー中の写真をググってみてください。
ジョーダンは舌を出していたり、イチローは口をすぼめてフーッと息を吐いてたり、ボルトは下あごを出すような感じです。
誰も歯を食いしばってプレーしていませんよね。
彼らは一体何をしているのか
結論からいうと彼らは顎(アゴ)を固定しています。試しに口をすぼめて「フ―――ッ」と息を出来るだけ長く吐き続けてみてください。顎に力が入るのが分かりますよね。特に顎と喉の間に力が入る感じがすると思います。
いやいや、歯を食いしばっても顎が固定されるじゃん。と思った人もいるでしょう。
歯を食いしばってみよう
一度歯をグッと噛みしめてみてください。こめかみに力が入るのが分かりますよね。同じ固定でも使われる筋肉が変わります。この違いが実は重要。
食いしばりラジオ体操 VS ベロ出しラジオ体操
ここで実験。みんな知ってるラジオ体操、これをまず思いっきりグッと歯を食いしばった状態をでやってみてください。
あれあれ?動きがカチカチになりませんか?いつの間にか手もグーになったりと力んでません?
次に自分の舌(ベロ)を出した状態でラジオ体操をやってみよう。あっかんべーの要領でいいので、思いっ切り出しましょう。その状態で同じラジオ体操。
めちゃスムーズ。指先もパーで力みが少ないですよね。同じ要領でフリースローをしても面白いかもしれませんね。
動きのあるスポーツでは顎を『固定』しよう
簡単な方法として口の中にある自分の舌を上の歯の裏側と上あごの間辺りに軽く押し付けるだけ。この位置に舌を配置させたままスポーツやトレーニングすると、効率良く身体を動かす事が出来ます。
もちろん常に舌のポジションをそこに配置させるのは無理がありますが、フリースローやドリブルの練習の中で少し意識してみると、試合の中でも無意識に顎の固定が出来るようになると思います。よく試合で力んでしまう選手はぜひ試してみてください^^
※「動きのある」とあえてしたのには理由があって、例えば家の冷蔵庫の下に落としてしまったものを拾うために冷蔵庫を数秒持ち上げてキープする。このキープしているような関節を固定して力を出しているとき(等尺性収縮とも言います)は噛んでいる時の方が力を発揮しやすいとも言われています。
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