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他人に頼るな!自分の力で未来を切り開け


1. 支援依存の危険性とは?



「あなたは、自分の力で未来を切り開く覚悟を持っていますか?」



支援を受けることは、一時的には助けになるかもしれません。しかし、支援に頼りすぎると、自分の力で、困難を乗り越える力が弱くなります。



最初は小さな支援でも、それが積み重なると「誰かが助けてくれる」という甘えが、あなたの中に生まれ、自分で解決策を見つける機会を奪うようになるからです。



その結果、無謀な挑戦をしてしまい、いざ支援が途絶えると、何もできなくなり、困難に対処できなくなってしまうのです。



「前回も助けてもらえたし、今回も何とかなるだろう」と考えて、大きなリスクを軽く見るようになるからです。



また、支援が受けられないと、「なぜ助けてくれないんだ!」と不満を抱き、他人を責めるようにもなり、人間関係がこじれていきます。



そもそも、本当の力とは、支援に頼らず、自分で問題に立ち向かい、それを乗り越えた、経験の積み重ねから、生まれるものだからです。




2. 会社員時代から始める自立の準備


いずれ、独立を目指す予定なら、会社員のうちから支援に頼らず、自分の力だけで、仕事を進める力を身につけることが、後の自分のためになります。



会社にいる間は、上司や同僚がサポートしてくれる場面も多いですが、独立後は、自分の判断と行動に全てがかかっているからです。



独立して生きていきていくつもりなら、上司に頼らず、自分の力で成果を出すことを意識しましょう。



また、難しい仕事ほど、積極的に引き受けることが、独立後の自信を育てる最良の方法です。



例えば、多くの人が断るような仕事こそ率先して引き受けるべきなのです。



なぜなら独立後は会社員時代のような手厚い支援が期待できないからです。


3. 支援が当たり前になるリスク


一度、支援を受けると、「また誰かが助けてくれるだろう」と思い込みやすくなります。



また、「最悪の事態でも誰かが助けてくれるだろう」という甘えが、大きな借金や、危険な投資に手を出す原因になることがよくあります。



取るべきリスクと、避けるべきリスクの区別がつかなくなるのです。



また支援を受けることに慣れると、周囲への感謝の気持ちも次第に薄れ、『自分が助けられるのは当然だ』と感じるようになります。



そうなることで、自分から他人を助けようという気持ちも次第になくなり、協力関係が崩れていくのです。


4. 支援に頼った人の末路 



支援に頼ることが当たり前になると、「誰かが助けてくれるから大丈夫だ」と考えるようになり、人は努力をしなくなります。



その結果、自分の力を伸ばす機会を逃し、支援がなければ、前に進めない人になります。



例えば、私の友人は、会社員時代に上司から特別な優遇を受けていました。



本来なら、お店に直接、お客さんから申し込みがあった契約を、上司が、「これを君が取ってきたことにしていいよ」と譲ってくれたのです。



友人は、その契約を自分の営業成績として報告し、評価を上げていました。



その友人に、私は、「若いうちに、セールスを身につける機会を逃すと、後の人生で大変なことになる」と伝えましたが、



彼は、上司に気に入られている自分への「ただのひがみだろう」と受け取り、気にも留めませんでした。



その後、ネット物販で独立した彼は「売れる商品が見つからない」と私に頼ってきて、私が勧めた商品を売りましたが、「売れない」と文句ばかり言い、



最終的には商売をたたむことになってしまいました。



「俺を助けるつもりがないなら、お前も道連れにしてやる!」と、家族や、関係者に迷惑をかけるようにして、廃業していきました。



30代後半になってから、彼は、「俺は何をやってもダメだから…」と口癖のように言うようになり、今も誰かに助けてもらおうとばかりしています。



恋人にも「本気で俺を支える気がないのか!」と迫り、次々と支援を求めるだけの人になってしまいました。



このように、支援に依存しすぎることで、支援が得られないと、不満を抱くようになり、必ず周囲を責めるようになります。



その結果、周囲からの信頼を失い、さらに孤立してしまうのです。


5. 支援に頼りすぎるとどうなる?



「最後は、誰かが助けてくれるだろう」と考えると、計画性を欠いた行動を取ってしまう事に繋がります。



例えば、支援がない前提なら、借金をする前に「どう返済するか?」を真剣に考えるはずです。



300万円の借金を返済するには、どれだけの時間と節約が必要かを計算し、1000万円なら5年、7年、10年以上の節約生活が必要になると考えます。



しかし、「誰かが助けてくれる」と考えることで、お金の重みを理解できず、無計画に借金を重ねてしまいます。



中には、「最悪、自己破産すればいい」と考えたり、「家族が返してくれるかもしれない」と期待するケースもあるでしょう。



最終的にこうした人たちは、「誰かがなんとかしてよ!」と助けを求め、自分の失敗を周囲のせいにしてしまいます。



このような支援依存の姿勢は、計画的に行動する機会を奪い、悪循環に陥るリスクを高めます。



一方で、支援に頼らずに、行動すると決めれば、リスクを見極め、無謀な借金や挑戦を避けるようになるからです。


6. 過剰な支援がもたらす弊害


支援される側は、支援を受けすぎると、それが「当たり前」だと感じるようになり、感謝の気持ちが薄れてきます。



支援が当然のものだと思い込むと、支援者との信頼関係が崩れ、人間関係にも悪影響を与えます。



支援をする側も、特定の人ばかりを支援することで、不公平感を生むリスクがあることを、知っておく必要があります。



例えば、グループ内で特定の人物だけが支援を受け続けると、他のメンバーは「なぜ自分は支援されないのか?」と不満を抱くようになります。



その結果グループ全体の雰囲気も悪くなり関係が悪化することもあります。



さらに、支援を続ける側も、感謝が得られないと、「自分の努力は無駄だったのか…」と感じ、精神的な負担を抱えることがあります。



過剰な支援は、支援者自身の生活や仕事に支障をきたすこともあるのです。



支援は、一時的な助けとして、必要なときだけ行い、相手が自立できるよう導くことが理想的です。



支援する側も、支援を受ける側も、適切な距離感を保つことで、信頼関係を守り、お互いの成長を支える関係を築くことができます。


7. 助けを求める前に考えるべきこと  


支援を求めるのは悪いことではありませんが、その前に一度立ち止まり、自分で解決できないか考えてみましょう。



「本当に自分の力では無理なのか?」と自問することが大切です。



例えば、同業者に助けを求めると、その人のビジネスに悪影響を与えるかもしれません。



同じ業界で顔を合わせ、仲良くしているように見えても、同業者はライバルです。競合関係にあるため、安易に支援を求めない方が賢明です。



また、支援を当然のように受けることで、責任感が薄れ、「あの人が助けてくれなかったからだ!」と、失敗をすぐに他人のせいにするようになります。



まずは自分でできることを全て試してから支援をお願いするのが賢明です。例えば、高級車を売却することなどが、そうでしょう。



豪華な家に住み、高級車を所有している状態で、「困っているから助けて欲しい」と言われても、一体、誰が助けたいと思うのでしょうか?


8. 恩を忘れず信頼を築く方法



たった、一度でも、特別な支援や助けを受けたときは『その恩を心に刻む』ことが大切です。大袈裟だと思わず、真剣に受け止めることが重要です。



また、感謝の気持ちを持ち続けないと、信頼関係が崩れ、将来の支援を失うことにも繋がります。



「このくらいの支援は当たり前だ」「自分は特別だから当然だ」と考えてしまうと、相手との関係が冷え込み、自分自身の成長も止まってしまいます。



成功したときはその成果を支援者に伝えることが最良の恩返しになります。



「あなたのおかげでここまで来られました」と伝えれば、相手も喜び、良い関係が続きます。



感謝の気持ちをただ言葉で表すだけでなく、行動で示しましょう。公の場で支援者に感謝を伝えることも、さらに良い影響を与える可能性があります。


9. 自立した人たちが集まる理由


自立した人たちは、自分の力で物事を解決する姿勢を大切にしています。


そのため、同じように自立心を持つ仲間とのつながりを求め、他人に頼る人とは距離を置く傾向があります。



成功者同士のつながりは、対等な関係を重んじるものです。お互いに競い合いながらも尊重し合い、そういった姿勢が信頼を深めるのです。



一方で、支援を前提に近づいてくる人はすぐに見抜かれ、敬遠される傾向があります。



自立した人にとって、他人に頼りきりの人と関わることは、負担が増える、リスクを伴います。



自分で解決する力がない人は、協力関係を乱し、グループ全体に負担をかけてしまう可能性があるからです。



このような、自立した仲間たちと良い関係を築きたいなら、まずは自分自身が支援に頼らず、挑戦を続けることが必要です。



たとえ小さな成功でも、自力で得た成果は、大きな自信となり、同じように努力してきた仲間からも認められるようになります。



成功した人たちの中に加わり、成長したいと望むなら、まずは自立したビジネスパーソンとなり、仲間として認められることを目指しましょう。


10. 支援に依存した事業者の実例


私の知り合いに、支援に依存してしまった事業者がいます。彼はもともと、借金癖があり、返済のために必死でした。



フードデリバリー仕事をフルタイムでやりながら、副業でネット物販をはじめ、あちこちで資金を集めようと、奔走もしていました。



最初に彼が私に相談してきたとき、「数百万円の借金がある」と言っていましたが、その声には「どうしても成功したい」という熱意が溢れていました。



その情熱に私も感化され、彼の挑戦を応援したいと思うようになりました。



そこで、私は『特別な形で』彼を支援することに決めました。



私のお客に、「彼なら、私と同じノウハウをもっと安く提供できる」と紹介し、お客を彼に譲ったのです。



これで彼は借金を完済できるはずでした。しかし、事態は全く予想外の方向に進んでしまったのです。



支援を受けた彼は「自分は特別な存在だ」と勘違いするようになりました。



私はある日、「借金が返せてよかったね?」と尋ねたのですが、彼は「僕は手元に現金を残しておきたいタイプなんですよね」と答え、



なぜか、それ以上、その話を広げようとしませんでした。



そのとき、私は、妙な違和感を覚えましたが、特に何も言わず、その場を終えました。



後になって気づいたのですが、この時点で、彼の借金に対する考え方は何も変わっていなかったのです。



数年後、彼は再び経済的に行き詰まり、今度は支援者を探すことが仕事のようになってしまいました。



誰かに助けてもらったことが、彼にとって成功体験となり、自分で新しい、商品やサービスを生み出すのではなく、



「支援者を探すこと」が、彼の仕事の一部になってしまったのです。



さらに、業界が不景気になり、支援者が減っていることに気付かずに、今度は、行政の助成金を得ようと、面談を繰り返すようになってしまいました。



本来、事業者や起業家は、お客にサービスで価値を提供し、その対価を得ることが仕事のはずです。



しかし、彼にとっては支援者を見つけることが目的となり、もはや起業家としての活動とは言えない状況です。



そして、このような状態になると、支援を受けても、「自分が支援者を見つけたんだ!」と、自分の努力で支援を引き出せたという感覚に陥ります。



その結果、支援者への感謝は表面だけのものとなり、心からの感謝が生まれません。



なぜなら、支援を引き出すことが彼の目的となっているため、支援を受けても、それは労働の対価のように感じられ、



自らの『実力で相手をコントロールした成果だ』と思い込んでいるのです。


11. 真に自立した人間の姿



もう一人の、ビジネスパーソンは、2015年に私の元を訪れました。



彼は、以前受けた、コンサルタントに不信感を抱き、「実際に、あなたが作った商品を見せながら説明してくれ」と詰め寄ったそうです。



そのコンサルタントは自分の商品は見せずに「彼なら全てを見せてくれるよ」と私を勧めたため、セミナーの帰りに、私の家まで後をついてきたと言うのです。



話を聞けば、彼は、新卒で入社した会社の社長から、「お前らはゴミだ」「お前らは何もできない人間だ」と罵倒され続け、



その悔しさから「その会社の年商3億円を超えるビジネスを作りたい」と、強く思っていました。



彼の情熱は、最初に紹介した、もう一人の事業者と同じく本物でした。



私は、彼を部屋に招き入れて、呂宋助左衛門(るそん・すけざえもん)の話を交えながら、彼に自分のヒット商品のアイディアを説明しました。



彼は真剣に耳を傾け、私も声が枯れるまで、無料でコンサルを、次の日の朝まで行いました。



数日後、彼から、お礼としてか、シャンパンが一本、届きました。



その後も彼は、何度も挑戦しましたが、アマゾンのアカウントが何度も停止されるという壁にぶつかり、うまくいきませんでした。



セミナー会場で会うたびに私は、「調子はどうだ?」と尋ねると、彼は悔しそうに「またアカウントが止まりました」と答えました。



アマゾンのアカウントは、一度停止されるとIPアドレスが追跡され、何度、作り直しても停止されるのです。



しかし、彼は諦めませんでした。



3年後、彼が「年商10億円を達成した」という噂を耳にしました。



彼は、最後の勝負で、借りた資金を、全額広告に投入するという、大胆な戦略で成功を掴んだのです。



その戦略とは、300万円の広告費を使って、安売りを続け、レビューを500件集めた後に、価格を大きく引き上げるというものでした。



当時、多くの人が、短期的な利益を優先していたため、このような長期戦略を採用する人はほとんどいませんでした。



しかし、彼はこの方法でアマゾンのトップカテゴリーを制し、わずか数商品で年商10億円を達成したのです。



また、その商品には、他にはない斬新なアイデアが詰め込まれており、実際に手に取った瞬間、その完成度に圧倒されました。



私の教えが全て反映されているだけでなく、それを上回る見事な仕上がりに、心から感動しました。



さらに、彼が参加してきたあらゆるセミナーで得た知識とアイデアが、余すところなく凝縮されていたのです。



その後、彼は有料セミナーでこの手法を公開することを決め告知しました。自分のアカウントや商品を全て見せながらセミナーをするというのです。



「俺はすべてを公開できる。業界の連中ができないことを俺が証明するんだ」と豪語し、業界への挑戦状とも言えるセミナーを開催しました。



それを聞いたとき、私は内心、はらわたが煮え繰り返りそうになりました。



なぜなら、私は彼に、全てを見せてコンサルをしたことがあったからです。



しかし、彼の記憶には、その恩は残っていませんでした。彼は、あたかも「業界に実際に商品を見せて教えてくれる人がいなかった」と、



私の存在が、彼の中で、なかったかのように、振る舞っていたのです。



私は、この出来事から、「人は都合の良いように記憶を書き換え、無料の助けには恩を感じにくい」という現実を学びました。



しかし、それも今となってはどうでも良いことです。彼は、どんなに厳しい状況でも諦めずに挑戦を続け、自らの力で成功を勝ち取ったのは事実です。



アカウントが停止するたびに、念の為に、新しいMacBookを購入し、業界のどんなに高額なセミナーや、小さな勉強会にも参加し続けたのです。



そしてついに、当時、誰も挑まなかった、300万円の広告戦略を実行し、見事に成功を掴みました。



こうして、彼の若き日の恨みも晴れたことでしょう。彼は正真正銘、自分の力で成功を掴み取ったのです。



今や業界では知らない者はいないほどの成功を収めたのですから。


12.自力で未来を切り開く心構え


本当の自立とは支援がなくても自分の力で問題を解決し前に進むことです。


自分の力を信じ、困難に立ち向かい、失敗しても諦めず挑戦を続ける心構えが求められます。


支援を受けること自体は悪いことではありません。しかし、「支援があるから何とかなる」と思い込むと、自分が成長する機会を逃してしまいます。



多くの人は支援を受けても、「自分は特別だから支援を受けて当然」「支援を引き出せたのも自分の実力」と都合よく解釈します。



その結果、感謝の心も薄れ、「支援に頼りすぎないほうがいい」と助言しても「妬(ねた)んでいるだけだろう」と軽く受け流してしまいます。



こうして、支援に依存する環境を自ら作り、自分を弱くしていることに気づいていないのです。



まるで、他人に腕立て伏せを代わりにやってもらっているようなものです。それでどうやって、自分の筋肉を鍛えられるのでしょうか?



また、自立した人は、支援を受けても「ここからは自分でやります」と言える覚悟を持っています。



自立とは、自分の判断で行動し、その結果に責任を持つことです。



また、支援を受けた際は、感謝の気持ちを忘れず、誠実に恩返しをする姿勢が大切です。



シャンパン一本で済ませようとしたり、自分の成功を強調するだけでなく、誠意を持って感謝を伝え続けることで、信頼関係が深まります。



助けてもらった事実を隠したり、あたかもなかったかのように振る舞わず、感謝の気持ちを相手に伝えましょう。



状況に応じて、直接伝えるか、公の場で「あなたのおかげでここまで来られました」と感謝を述べることが、真の恩返しにつながります。



こうした行動が、自分の信頼を高め、周囲から認められる力を育てます。



最終的な自立とは、支援を前提にせず、必要なときにだけ感謝して受け取り、それ以外は自分の力で進む覚悟を持つことです。



支援に依存する人は、支援が途絶えたときに『何もできない自分の無力感』に押しつぶされてしまいます。



その結果、「アイツは運が良かっただけ」と、他人の成功を妬み、



さらには、「あの人が俺を見捨てたからだ!」と、自分の失敗をなんでも人のせいにする、無責任な人間に成り下がってしまう危険すらあります。



だからこそ、そうなってしまう前に、自ら道を切り開く力を育てましょう。自分の力で切り開く未来こそ、真の成功です。


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