失敗作でごめんなさい
基本的に、なにもうまくできない。
まず、現実の生活。
小学生の頃からたぶん世間に馴染めていなかった。中学高校大学も、同様に馴染めていなかった。
交友関係は極めて狭いどころか、その関係さえ崩壊させることもしばしばである。
体は弱く、運動はできなかった。勉強も大してできなかった。
ゲームしかやっていなかったけど、ゲームも下手だ。上手くできるタイトルは頭にひとつも浮かばない。
小説家になることも考えたけど、これも多分だめだと思う。文章は下手だし、一度としてウケたことがない。
そういうわけで、今は新社会人一年目が終わろうとしているのだが、就職先は地元の図書館で、月の半分程度しか勤務できない会計年度職員なので薄給の中生活している。
上手くいってない人生である。
どんな物事に取り組んでもそうなのだが、僕は一定の水準に到達することができない、あるいはひどく時間が掛かってしまう。
今は絵をやっているが、絵も死ぬほど下手で、見ていられない。自分の絵を見ていると、虫唾が走る。気色が悪い。そしてなにも成長していない。
人に生きる意味について聞かれて返答することがあるが、正直僕は返答できるような身分の人間ではない。
ポジティブな返答(自分が傾倒できる趣味やコンテンツに注力、鑑賞することを生きる意味とする)をしているけど、それは単に僕の感覚が鈍麻しているだけで、いくら注力しても僕という人間の身体や精神では、なんにも上手くいかないんじゃないかと思えてくる。
実際のところ人生ここまでうまくいっていないのだし、これから都合よく好転することなんてそうそうないのだろう。
もちろん、成長にはロジックがあって、それを徹底しさえすれば物事を上手くやれるのかもしれない。
しかし少なくとも、インターネットの発展した情報の氾濫する今日において僕はそれを達成できていない。そのロジックのようなものを適切に受容して適切な行動をとる、といったことができていない。
職場でも誰とも喋らないし、友達もいない。Shogunのnoteを読んだが僕は最初ルキナを使っていて、現在もVIPに到達していない。valoもずっと下手で、絵も下手で、文章も下手で、新聞の束に穴を開けて紐を通すのも下手だ。
FAを描いたが、下手くそが描いても誰も喜ばないよなと思ったりしている。Badに入っていることは分かっているが、それもまた真実な気がする。
常にできない側にいる。新聞に穴を開けられないだけで、本当に泣きたくなった。小学四年の頃、母に「失敗作でごめんなさい」と言ったら怒られたが、23になってもやはり「失敗作でごめんなさい」と思っている。座右の銘にしよう。
インターネットでのコミュニケーションも、多分かなり下手だ。なので、たくさんの人を不愉快にさせていると思う。失敗作でごめんなさい。