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【日記】社会への帰宅 2022.6.21
今日は色々して疲れていそうなので講義中に短めに書いてしまう。
もしかしたらあとから音声での日記を載せるかも。
図書館司書の講義を受けるための書類を得るために学生課に出向いたら「瀬戸くんだよね?髪が短くなってたからわかんなかったわ」と違う人に二回言われた。
紆余曲折経て書類の印刷に成功した。
連絡をしてもらったりして、結構助かった。
案外大学の人間は働くんだなと思った。社会への不信感がどうやら僕にはあるらしい。世の人間は僕ほど怠惰ではないことを理解した。
僕は大学をそんなに瀟洒なものだとは思っていなかったけれど、場所によっては結構良いものがある。ただ僕はそこにいる利用者たちのことがあまり好きになれないために、見逃してしまっている。
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例えばこのタイプの自販機がある。
いいね。
大したことないのかもしれないけど、僕は田舎者だからちょっぴり整った空間に感動する。
なぜこの存在に四年生になってから気づくのか。ばかなんじゃないか。
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オランジーナの季節になったらしい。
またボトルのデザインが変わっている。良い。
オランジーナは味もデザインも好きだ。でも昔ほど好きでもないな。昔は狂ったように飲んでいた記憶がある。
さて、帰宅して軽く掃除をすると僕は睡魔に襲われて死んだように眠ってしまった。
寝ている最中に暴走族みたいなバイクの音が聞こえてきた。それもわりと長い間。ずっと静止してぶーぶー鳴らしているのか、それとも似たようなバイクがいくつも通ったのか知らないが、いずれにせよくたばってしまえと思った。
時刻は2時20分で、やけに物語性のある夢を見た。既存のなにかかとも思ったが思い当たる作品はなかった。いやに完成されていたので一応メモをとった。僕はこういうときすぐにメモを取っておくようにしている。夢で再生された物語が良いものとは限らないのだが、少なくとも寝起きの時点ではなにかすごく良いもののように感じられてしまう。
夕食を食べていない。買いに行く。
さっきの夢の話だけど、その夢の話に意味性を見出す作業は夢で物語が語られる時点で行われてもいるのだけれど、夢を見た後に後から付与されていくことも多い。
そして今気づいたが、部分的なシーンがどこか『ねじまき鳥クロニクル』を思わせるものだった。メモの内容を書いてしまえばいいのだが、最早財産とも呼べるメモなのでここには示さない。
オリジナリティの担保って難しいな。夢で物語を作るという行為は記憶にある既存作品に特に引っ張られやすい気がする。
映画「ドライブ・マイ・カー」でもセックスの後の夢を語って小説にしているって話があったな。
本格的に空腹なのでなにか買いに行ってくる。
買ったけど普通に食べ終えて写真撮り忘れた。
まだ変な生活だし、十全ではないけれど、少しずつ社会に帰ってきている感覚がある。なにもやる気が起きなくてなにもしてなかったけど、面倒なものなりになんとか取り組んでいく第一歩の日だった。
冷蔵庫がうるさい。