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【日記】精神の視界を覆う飛蚊症 2022.8.21

書くことが、毎日あると思うなよ。

いや、出そうと思えばあるんだけど、考えてることって割と偏るし、以前に話したことの焼き直しになってしまったりする。

今の僕の頭は幾らか冷静だ。APEXで集中してたから意識が澄んでいる。

意識の澄んでいるうちに、澄んでいることによって見える自分の視点をここに記してみよう。


日記を読んでもらえばわかる事だと思うんだけど、僕は結構な割合で将来を憂う気持ちに精神を占領されて暗くなっている。
そうなっている状態の僕は端的に言ってとてもめんどくさい。自己肯定感も低くてどうしようもない。悩む割になにかするわけでもない。

なぜなにもしないかというと、それは短期間のうちには解決の目処が立たない事柄で悩んでいるからだ。

視界に浮かんで見える飛蚊症が円形に固まってるのを想像してみてほしい。

ここで浮かんでいる虫は「漠然とした問題」だ。そのような実在のない虫が群れをなして、僕の視界をドーナツ型に覆う。僕の視野は酷く狭くなって視野角は110から70にまで落ちるが、僕はそれに気が付かない。

結果として僕は狭い視野で物事を見ることになって、なんでもネガティヴに捉えるようになってしまう。

僕の視界を埋めつくさんとしているこの半透明の虫たちを取り除くのはなかなかに難しい。

自分の目と世界との間に蔓延るこの夾雑物を除くには、もう意識の変革くらいしかない。それか死ぬまで尽きない金の入った麻袋を貰うか。現実的なのは前者だ。

精神的な陥穽に嵌った時の自分に対して澄んだ状態の僕が掛けられるのは

「その問題が短期的な解決が見込めない場合はとりあえず今できることをするしかないし、ないのであれば悩むだけ無駄なのでさっさと切り替えてクラッシュ・バンディクーのモノマネでもして寝てろ」

くらいのものだ。

システマチックにあろう。やれることやるだけ。そうは言ってもさ〜って思うけど、もうどうしようもないのだからやるだけやるしかない。今日のあらゆるタスクにはボタンの押下を要するが、ボタンを押すのに感情を込める必要は無い。心を込めて押そうとちんぽを掻きながら押そうと、結果は変わらない。

ただ、僕は基本的に湿度の高い人間だ。あんまりソリッドな人間で居られない。できれば乾いた人間でありたい。僕が読むブログや小説の多くはみな冷静で、手汗を感じさせない文章を書く。彼らは湿気た僕を見て馬鹿にしたり、あるいは避けたりするのではないかと恐ろしくなる。

僕はどうにも手汗の止まらない人間であるが、これまで読んできたものを参考にした乾いた文体によってなにか書いている。粘性の低い文体によって粘性の高い物事を書くことには意味があるかもしれない。

粘性の高いものを粘性の高い文体で書くと、ちょっと読んでいられない。

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