理解してください。
6月10日。今日も相変わらず学校に行けていない。傍から見れば不登校と思われてもおかしくはないだろう。だがその不登校児一人一人の理由があることをわかって欲しい。
例えばいじめが原因で行けていない。病気で家から出られない。小説を書くために学校に行かないなど様々な理由がある。
僕の場合は病気で家から出られないからだ。
僕は起立性調節障害(OD)、過敏性腸症候群(IBS)という病気?障害?を持っている。
これらの病気は中学生、高校生に出やすい症状らしい。
ここからは僕がなぜこの病気になったのかを話していこうと思う。
この症状がではじめたのは小学6年生の頃だった。その頃はまだストレスは多少あったがまだ学校に問題なく行けるくらいだった。しかし中学校に入ってから一気にストレスが溜まり行けなくなった。ストレスの原因はみんなからの理想の押し付けだ。
僕は小さい頃から野球をしていて、そこそこ名の通った選手だった。中学校に入って僕は中一にも関わらず、すぐに背番号をもらい。レギュラーとしてグラウンドに立たされた。
監督からはお前がチームの中心だ。お前が引っ張れ。お前は完璧であれ。そう言われた。だがそれが裏目に出たのだ。その言葉に応えようと必死に日頃から努力を続けた。練習が終わればすぐに自主練を初め家に帰るのは11時過ぎ。朝はみんなより早く来て朝練を始める。そんな日々が続いたある日、3年生の引退試合で悲劇が起きた。最終回ツーアウト満塁一打逆転のチャンスで僕に打席が回ってきた。みんなは名の通った選手だから大丈夫。そう思っていたはずだ。僕の打てると思っていた。あんだけ頑張ったんだから。だか結果は三振。僕のせいで試合は負けた、3年生は引退になった。それから僕は自分を攻めまくった。僕があの時打っていれば。僕がもう少し練習をしていれば。と。
そしてチームメイトや監督、親からもお前のせいで負けた。名の通った選手でもそこそこだなと。攻められまくった。それからの生活は散々になった。テストでは赤点続き。部活でも上手くいかず自分に腹が立って仕方がない。そんな時、朝いつも通り起きると何故かお腹が痛くなった。その痛みは凄まじいほどの痛さだった。
立つ事も出来なかったがどうにかトイレに行けた。けどその痛みは治まらない。それから何時間たっただろうかまだトイレにいた。トイレから動けないくらい痛いのだ。それから毎日毎日その痛みが続き。ついには学校に行けなくなった。けど学校がない日は痛くならない。それを疑問に思い僕は病院へ行った。すると病院の先生からこう言われた。その症状は起立性調節障害また過敏性腸症候群だと。驚いた。聞いた事もない病名の病気が二つもあると。僕は急いで家に帰りパソコンの前に座り、その病気について調べだした。すると僕と同じくその二つの病気に悩まされている人が沢山いる。僕だけじゃない。ちょっとだけ励まされた。
だから今僕はこうやって学校には行けていないけれど。自分がみんなに伝えたい事を小説にして一部の人にでも見てもらえればと書いている。そして不登校にも意味があることを理解して欲しい。僕はそうみんなに言いたい。
不登校は決して休みたくて休んでるんじゃない。休まざる追えなく休んでるんだと。
『理解して欲しい』