ピクセル３、発売されたそうだが、微妙過ぎないか、これ・・・

アンチ・プライバシー・シールド（以下APS）の使い手、グーグル先生が発売したピクセル３と３XL。果たしてアイフォンを貫くロンギヌスの槍になるのか・・・ということが気になるので、少し分析してみた。

・カメラ性能

ピクセル３のいいところは、これくらいしかないのではないか・・・一応はiPhoneXs　MAXよりカメラ性能はいいらしいが、そこまで圧倒的かというと、そうではない。隣に置いて見比べて、ようやく間違い探しレベルで違いが分かるかな・・・という程度である。確かに、色彩はビビットな感じではあるし、夜間もきれいに撮れるのだろう。シングルカメラでデュアルカメラに対抗できるのは、ソフト面でのグーグル先生の力と言えるだろう。しかし、カメラにそこまでこだわる層ってまずどこまでいるのだろうか？　そしてそういう層は、すでにiPhoneが囲い込んでおり、「アップル環境」が出来上がっている。「アップル農園から引っこ抜いてくる力」がピクセル３にあるか、と言われると、そこまでないだろうと思う。そして何より痛いところは、このピクセル３のいいところはほぼこれだけなのだ。しかも最近になってグーグルアプリによって撮影された写真が保存されないというバグも報告されている。ネット記事なので、信ぴょう性がどこまであるか定かではないものの、グーグルは最近SNSの閉鎖やアプリの有料化など、様々な試練を背負っている。せっかくのカメラにしても、ソフトで性能強化したのに、そのソフトがバグで写真が保存できない、では意味がない。

OSの更新・・・他にも一つだけいいところはある。それは３年間のOSアップロードをグーグルが保証しているところだろう。３年なら、スマホの買い替えサイクルから考えれば十分長期間と言える。しかし、これも本当に３年間続くかどうかは、その時になってみないと分からない。今はまだ約束の段階でしかない。

そして微妙ポイント・・・これはたくさんある。まず値段が十万円を超えてくること。５，６万くらいなら十分魅力的、と言えるが、１０万超えるならiPhoneでいいや、となるので、結局iPhoneのブランド力に勝てない。そして買っているところと言えば、ただ単にカメラ性能だけなのだ。OSの更新にしても、アップルは最近のIOS１２を５ｓまで対応させた。それと比べたら、３年というのは実行できたとしてもiPhone以下、ということになってしまう。

メモリ少なすぎ問題

もう一つが、メモリ４Gという微妙スペックであること。アンドロイドはそれなりにメモリを食う。今ならまだしも、３年もたてば４Gで足りるかどうか・・・長期の使用、価格、この二つを考えれば、最低６Gは欲しかったところ。ここもボトルネックになりそうで怖い。iPhoneも同じ４Gだが、あちらは４Gでも十分快適に動く。それほどメモリを消費しないように最適化されているからだ。果たしてグーグル先生がどこまでやってくれるか、楽しみではあるが・・・

M字ハゲ

まるでステイサムのようなM字ハゲをしている。小さい方はM字ハゲではないが、こういうところで統一したデザインにできないのが、微妙なポイントである。そしてこのノッチ、けっこうでかいのだ。なぜかというと、フロントカメラはなぜかデュアルカメラになっており、その分面積を取るからだ。背面シングルなら、なぜそっちもシングルにしなかったんだよ？！

どうだったであろうか。正直、ピクセル３に１０万出す価値はあるかときかれると、かなり微妙である。長所二つにどれだけ価値を見出せるか、そこによって買うかどうかが決まるだろう。しかし、俺は欲しくない、とハッキリ断言できる。さて、どのスマホを買うか、悩むな・・・