クロームブックの再評価が始まった!
最近、Chromebookの再評価が自分の中で始まっている。
と言うのも、前の記事で「腰痛になった」と言ったが、腰痛のために寝転がりながら文章書きてぇなぁ、となって、そのための最適なアプリを探していたわけである。その中でグーグルドキュメントというのも過去に候補に上がったこともあった。しかし、グーグルドキュメントでは三点リーダなどがちゃんと変換できずにもどかしい思いをした。
他のアプリでも三点リーダの打ち込みがちゃんとできないアプリが多かったのは、以前に書いた「MacBookAirを買おうと思ったら、アップル信者の友人に〜〜」の記事でも述べたことだと思う。
多分、この原因は海外製のアプリが多いため、日本語の三点リーダに対応していないのだろう、ということだった。でも日本製のアプリでもそういうのはあるんだけどなぁ……
しかし今回、その三点リーダ問題はグーグルドキュメントが新しいフォントを実装したために解決した。
MSP明朝体である。
そのため、Chromebookでも普通に文章作成が快適にできることになった。
グーグルドキュメントは少し起動が遅いが、全ての機種でデータが同期されるという圧倒的利便性もあると考えれば、その程度の欠点は十分我慢できる。また、ワードのようにサブスクへの誘導もないので、非常にスッキリとしている。グーグルにデータを抜かれるかもしれないが、グーグルの社員みたいなエリートがこんな文章をいちいち読んでいるかどうかなど、どうでもいい問題である。
強いてグーグルドキュメントの欠点を挙げるなら、横幅が少し狭いかな、という程度だ。もしレイアウトの変更で横幅を広げられる、というなら、その方法をコメント欄で紹介してもらえると嬉しい。
さて、そのことでChromebookでも快適に文章制作ができることになった。しかも究極的にはスマホでもアクセスして編集できる。基本的に外に出ているときはスマホのキンドルで本を読むのだが、「もし圧倒的にいいアイデアが思いついたらスマホでも編集できる」という選択肢があるという点は心理的にも安心できる。
もちろん、MacBookでもウィンドウズでもなんでも使えるのだが、Chromebookは今現在所有しており、新たなコストがかからないし、MacBookのようにキーボードがクソではない。少なくともバタフライ式キーボードに比べれば、現有のChromebookのほうが遥かにマシである。
さらに、現有のガジェットの中で、唯一のノートPCという点である。ベッドの上でも文章制作に使える現有唯一のガジェットという点で、一気にChromebookの価値も急上昇してきた。
さらに便利なのがグーグルクロームだ。これも最初はあまり使用に乗り気ではなかったが、エッジよりもショートカットコマンド(右クリック+tで新しいタブなどは多様している。エッジはシンプルだけど、そういう便利さには欠けていた)などに優れており優秀。さらに端末間でもブクマやパスワードなどの情報が共有される。これも実際にいろんな端末を買うようになると、いかにありがたい機能かが「言葉ではなく心で」理解できるようになったマンモーニのように体感できた。
さらにまだ幸いなことに壊れたりはしていないが、万が一壊れたとしてもデータはアカウントに保存されているので、次の端末を買ってログインするだけで以前と同じ環境を取り戻せる。
唯一現状心配なのが、Chromebook特有のアプデ期間である。ChromeOSは自動的にアップデートされるために、使用者側で操作も必要ないし、OSのアプデで待たされることもない。これはウィンドウズには見習ってほしいところではある。
この便利な自動アプデなのだが、永遠にアプデされるわけではなく、本体ごとに期間が決まっている。
現有のChromebookでは2022年までだそうだ。
そう、意外と短いのである……
一応、期間が残っている内に売り払って新しいのでも買うか……という考えも頭をよぎった。しかし、とりあえず欲しいChromebookも探すのも面倒だし、今はこのままでいいか、という結論に至る。
(※最近、この自動更新期間が見直されて、様々な機種で期間が伸びることになった。現有のChromebookだと2026年まで伸びるということに。ただ、ネットで調べてみると2025年説もあり、定かではない。しかしどちらにせよ期間が伸びたことは嬉しいので歓迎したい。ただ、こういうわかりにくい更新期間はどうにかして欲しいもんである……)
さて、これからはChromebookで楽しいネットと文章作成生活を腰をいたわりながら愉しめばいいのだが、将来に備えて理想のChromebook、というのを考えてみたいと思う。
1.画面の大きさは13インチで
現在は14インチのChromebookを使っている。画面が大きいと作業性がアップして使いやすいのでいいのだが、いかんせん少し大きすぎかな、という気もしている。かといって12インチ以下だと少し小さすぎる(個人的な感想)。
やはり、13インチがちょうどいいや、となるのだが、13インチのChromebookって意外とないのである。全くないわけではないが、15インチ、14インチや12インチあたりが多い。というわけで、15インチとかいいから13インチ増やして欲しい。
画面サイズに関連して、
2.重量1キロ程度にして欲しい。
現在の機種は約1.5キロ。そこまで重くないが、やはりズッシリしている。1キロくらいになると一気に軽くなるので、これくらいにしてもらえると助かる。
3.できればコアm3くらいのCPU
クロームを起動するだけなので、Chromebookは低性能でもサクサク、ということだが、やはり動画を見ているとガタついたりすることがよく発生する。やはりある程度のCPU性能は快適さを考えたときに必要かもしれない。
それか、いっそスナドラ系のARMチップを使うのもありだと思う。Chromebookはクロームを動かすだけなので全く問題なく使えるだろう。サーフェスXよりかは使いやすい端末になるはずだ。
4.IPS液晶
液晶は重要なパーツだ。解像度に関してはフルHDで十分だが、現在の機種は発色があまり良くなく、いかにも安っぽい感じになってしまっている。特にiPadと比べると同じページを見ても全く印象の違う色合いになってしまっている。普通の人なら問題ないかもしれないが、こっちとしては問題あることなので発色のいい液晶――ということでIPS液晶を選びたい。また、ディスプレイと本体の間に段差があるのは個人的に少しダサい見た目なので、フルラミネーションディスプレイにしたいところだ。幸い、これは現行機種でもいくつか備えており、そこまで高いハードルではないと思われる。
5.USB―C端子を両側につけてくれ。
どっちからでも充電できて便利だから。あとのインターフェイスは好きにしてくれ。
だいたいこんなところだろうか。そこまで贅沢なのぞみではないと思う。価格も5万くらいまでなら許す。
あと、Chromebookにはなぜかコンバーチブルタイプ(360度開くやつね)が多いが、あれは個人的にはいらない。180度開いたら十分で、たぶん150度くらいでも十分。
あとは電池持ちであろうか。これはChromebookに限った話ではないが、低性能な割にはそこまで電池持ちはいいとは感じない。やはりバッテリーと性能のバランスを考えると、アップル製品は群を抜いていると言わざるを得ない。iPadなんてあの薄くて軽い筐体でそこそこ重い作業でも8時間くらいは持つ。軽い作業なら10時間はもつのではないだろうか。
Chromebookはネットに特化しているのだから、もうちょっと電池持ちもいいのかと思ったが、予想していたより普通の範疇だった。いきなり電池が減る、ということはないが、結局10時間程度だ。
幸い、最近では全固体電池がついに完成したそうで、実用化も時間の問題だろう。今は産業用や自動車用を想定しているみたいだが、やがてPC業界にも全固体電池はやってくるだろう。2022年までに来るかどうかは定かではないし、来たとしてもそれが安価であるはずがないのでChromebookに採用されるまで価格がこなれるまではさらに時間がかかって2025年くらいになってそうだが、もし全固体やら空気電池やらが実用化されたら楽しみだ。驚異的な電池持ちを見せてくれるものとして期待している。
ちなみに、理想的な端末としてはこの前発売されたピクセルブックGOがほぼほぼ上記の条件を満たせているのだが、値段が7万円すること、日本で売る気なし、欲しい色のノットピンクはない、という三重苦を背負っているという絶望的状況である。日本に来たときにはアプデ期間大丈夫か?ということになってそうで心配である……