チューイタブレット、ついに売りました~~タブレットの使用方法について考えてみる~~

 前にレビューしたことのある、このタブレットのことだ。

https://note.mu/watamikusu/n/nfa48302798b7

 さらに、使用後のレビューも書いた。

https://note.mu/watamikusu/n/n6eecfb741dcf

 さて、ついに、というべきであろうか、このチューイタブレットを売っぱらった。
 よくガジェット系の記事で「要らなくなればすぐ売ればいいよ」という主張を見かける。アップル系製品でよくみられる主張だ。「リセールバリューが高いから、端末を売った金で新しい端末を買えばよい」というものだ。実際にやってみると、店に売るだけで3,4時間くらい待たされる。店側も動作確認などやらなくてはいけないから仕方ないことなんだが、あまりにも待ち時間が長くて苦痛であり、できるだけ売らずに済ませたいと思わせるには十分だった。というか、これからはメルカリかヤフオクなどのアカウントを作っておくのが一番無難だと感じた。その方が中間業者に売るよりも高く売れるだろう。

 話がそれたが、値段はそれなりの値段で売れたのでいいのだが、やはり最終的に売ることになるならもったいなかった。結局はHuaweiのメディアパッドM5(8.4インチ)を買いなおし、それは快調で何の不満もない。
 外れタブレットを引いたことで、最後に当たりを掴んだし、いいものと悪いものの品質を学べたので、個人的には授業料という意味ではよかったと思う。

 M5は何の支障もなく快適に使えているので、みんなにも自信をもってオススメする。


 さて、今回のことで「タブレットって具体的にどう使うのか」という疑問が改めて芽生えた。もちろん、自炊している人が使う、というような特殊な使い方もあるだろうが、そういう特定の使い方が決まっている人はそれでいいかもしれない。
 しかし、一般的に見ればどうだろうか。

 まずタブレットは「でっかいスマホ」に過ぎない(特にアンドロイドは)。なのでタブレットでできることは、スマホかPCで代替できる。となればタブレットでやる意味は何かあるのか・・・
 そう、ソファやベッドで寝転がりながら動画を見る、これに尽きるのだ。
 実際、こういう使い方だと560gのチューイタブは重すぎた。やはり8インチ台のタブの方が軽くてこういうながら見に適している。
 あとは電子書籍だろうか。これは自炊ではなく、キンドルなどを指している。さすがに漫画をスマホの画面で読むのはかなりきつく、タブレットの真価が発揮される。
 もうひとつは、ゲームだ。スマホでもできるが、画面がでかいので快適さは向上する。最近はスマホでもかなり本格的なゲームも多く、小さいステータス画面だと文字も読みづらいだろう。

 だが、これ以外に何かあるだろうか? 実際には何もない。
 タブレットはいわゆるニッチ商品なので、一回買ってみることをオススメする。意外とPCでやってることがネット閲覧と動画見るだけ、という人は多いのではないだろうか。コンテンツ消費ということなら、タブレットはあなたを堕落させるくらいのパートナーになりうるので、一回ベッドに転がりながら動画見る、というのを体験してもらいたい。

 結局のところ、タブレットで買うのは「新しい機能」というより、「今までにあったことをより快適に手軽に行える」ということなのだから。

 そしてこれから言うことも矛盾するが、タブレットは別に無理して買う必要はない、ということだ。「ベッドに寝転がりながら動画を見る」というスタイルはかなり快適だが、同時に【人類をこれほど堕落させる道具】も存在しまい。これは実感なのだが、確かにタブレットの動画視聴は快適なのだが、同時に快適すぎてあまりに多くの時間を動画視聴に費やしてしまう。
 結果、普段やれたことができなくなてしまう。例えばここでこういうレビューや文章を書く、ということだ。
 家に帰って疲れたことだし、ちょっと寝転がりながら動画見るか→そのまま就寝までズルズル、というパターンがどれほどあっただろうか。
 むろん、これは自己制御能力がない人の話であって、自己制御できる人は全く問題ないかもしれない。
 動画も、寝転がりながら見るのと、机でPCで見るのと、記憶への定着率に差があるように感じる。やはりながら見だと気も抜けているのだろう。
 そして、結局のところPCやスマホでできるものは、なるべくスマホやPCで済ませるほうがいいと実感した。PCで動画見ても、そこからスムーズに作業に移れる。しかしいったんベッドに寝転がってしまうと、そこから起き上がってPCの電源を入れる、というところまで面倒くさく感じてしまう。

 ただ、タブレットでしかできないこと、も存在する。やはり自炊書籍の閲覧や、電子漫画の閲覧はタブレットが最強である。スマホだと小さすぎるし、PCだと横長で表示がキツイ。ただし、これもPCに大画面ディスプレーを接続すれば、案外簡単に解決する問題かもしれない。

 最後に結論をまとめたい。
 タブレットを買うときは、それがあなたを堕落させる可能性があるデヴァイスだということを認識したうえで、しっかりとした用途を想定して買って欲しい、ということだ。
 そしてクリエイティブ用途以外の、通常のコンテンツ消費系の用途であるなら、とりあえず8インチサイズをオススメする。これでほとんどの用途には対応できるし、8インチで不満なら10インチも検討する、くらいでいいのではないだろうか。
 最近は折り畳み式スマホも開発されている。ゴタゴタがあったが、サムスンも9月には出すらしい。どこまでの性能か分からないが、ぶっちゃけスマホの延長線上がタブレット、という風になるなら、その方が大半の人にとっては便利なのではないだろうか。
 タブレットは好きなガジェットではあるが、あまり他人に安易に勧める気はないし、これからのテクノロジー次第ではなくなっていくだろうとも思える。
 どちらにせよ、この業界は技術進歩が速いので、目が離せないのが面白いところである。

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