iPad用のスタンドとペーパーライクフィルム
↓ 前回の記事
こちらの記事で紹介したiPad用のスタンドとペーパーライクフィルムについて詳しく書いていきたいと思います。
めっちゃ悩んだんですが良いものが買えました。
(余談)ポイントめっちゃついてた
実は今回の買い物はAmazonポイントで賄ったので実質無料でした。というのもiPad本体に8%のポイントがついてて、7000円くらい還元されたんですよね。時期や本体カラーによっても還元率が変わっていたので、買い時の見極めが重要です。
スタンド
・基本的にPCデスクの前にいる
・PCの前にいてもペンタブではなくiPadを選ぶシーンはありそう
・iPadを机に置いて描くのは無理(首・腰が痛い)
・ペンタブも同じスタンドに置ければいいよね
ということで、スタンドを買いました。
買ったのは以下の製品。評価の高かったBoYataのスタンドのうち、縦幅が小さい方を選びました。
以前の作業環境
写真の通り、今まではいわゆるモニタスタンドの上にペンタブを置いて使っていました。
高さは丁度いいんですが、結構奥まってて後ろの画面が隠れる欠点があります。また、テレワークが始まって、ペンタブとこの台を毎日撤去しなきゃいけないというのが大変でした。これによって絵を描く頻度が下がったんですよね(ゲームのせいでもあるが)
なんか緑色っぽかった
カラーはダークグレーを選びましたが、下の写真の通り、少し緑色が強く出てしまっています。こんなに色味があるとは思わなかった…
この製品唯一のマイナス点でした。
ダークグレーの商品写真はこれです。だいぶ違う。これなら素直にシルバーを選んでおけばよかったかな。カスタマーレビューもほとんどがシルバーだったので気づきませんでした。
追記:部屋の照明が電球色(暖色系)のため、余計に緑っぽく見えていたというのもあります。ですが少なくともiPadのグレーとは完全に異なる色味なのでご注意ください。
性能は完璧
iPadとペンタブを置いてみたところ。サイズ感はかなり良いと思います。角度・高さ・置く位置が自由に動かせるので、後ろの画面(FF14)を見るのも楽になりました。
関節の強度はかなりのもので、しっかり力を入れないと角度を調節できない反面、描いている途中に角度が変わることはまずありません。ある程度重量があり、滑り止めもしっかりしているので、安定感は抜群。
想定外だったのは、画面に傾斜がついたときにApple Pencilがちょっと重いと感じることでした。水平面に描くときは適度な重さに感じたんですが、斜めの面に描くときはWacomのペンのように軽いほうがよかったですね。
ペーパーライクフィルム
ガラス面がツルツルで描きづらかったので、当初不要と思っていたフィルムを買いました。なぜか勘違いしていてApple Pencilに摩擦があると思いこんでいました。
ELECOMのお絵かき用フィルムのうち、摩擦の強い「上質紙タイプ」ではなく、摩擦弱めの「ケント紙タイプ」を選びました。少しでも摩擦があれば大丈夫だろうという予想は正解でした。めっちゃ使い心地がいいです。
↓現モデル
フィルムを貼る
ELECOMのフィルムには指紋クリーナー、ホコリ除去シール、気泡除去カードがついてます。必要最小限という感じですかね。クリーナーは小さくて使いづらかったので、無印の使い捨てメガネ拭き(を捨てずに使ってるやつ)を使用しました。
風呂場でもホコリを完全に抑えるのは難しく、少しのホコリは許容しました。それよりも気泡ゼロの方が大事です。
ホコリは多少挟まったと思いますが、使っていて見えるようなことはありませんでした。
付属の道具では位置決めが難しいように思いました。今回は最初からかなり良い位置に貼れましたが、ミスると全部剥がす必要があるので大変そうです。
描き心地・手触りは最高
描き心地は良かったです。ペンが余計に滑ることもなく、かといって引っかかることもない、ちょうどいい摩擦だと思いました。現状で満足なので、摩擦の大きい「上質紙タイプ」に変更する気はありませんが、機会があれば触ってみたいですね。
触り心地もかなり好みでした。手触りがサラサラとした紙っぽくて、本を触っているような感覚になります。滑らすときにカサカサと音が鳴るようになりましたが、ガラス特有の「粘っこさ」がなくなって、指滑りは良くなったと思います。iPadという「機械らしさ」が緩和されて、親しみやすくなっていますね。紙の質感という意味では、ガラスとは違った意味での「高級感」もあります。まさかお絵かき以外のシーンで恩恵が感じられるとは。
ただしここは好みに左右される部分らしくて、ネットを検索すると「ガラス面のほうが手触りが良い」という意見も多く見られます。
ツルツルのほうが指滑りが良い、高級感があるという意見も正しいんですよね。後述の「画面のクリアさ」も含めて、ガラス面の方が良いという意見は多いようです。
画面が白く濁る
やはりどうしても画面が白くなりがちです。表面の微妙な凹凸で全体がうっすら白いのと、ノングレアなので光の反射が拡散してしまうのが原因ですね。これはもうしょうがないと割り切るしかないかなと思っています。
↓ フィルムの切り欠き部分と比較するとフィルム部分は白い
また、画面全体に微妙な虹色のチラチラが見えるのも人によっては気になるかもしれません。個人的には、思ったよりクリアだったので問題なしとしています。
ガラス面に比べて指紋がべったりつきにくいのは利点でしたが、手の脂自体はしっかり付くみたいです。気になったら拭けば良さそう。
タッチの反応が弱くなる
一番気になったのは、タッチ判定が少しだけ弱くなったことでした。Procreateで左手でピンチイン・ピンチアウトする動作が反応しづらい。指の側面が手のひらと認識されて、パームリジェクションが働いているっぽい。
これについてはProcreateの設定で「Palm Support」をオフにすることで反応を戻すことができました。これはApple Pencil 以外のスタイラスペンを使うための、プロクリ独自のパームリジェクションだったみたいですね。
ただ、Apple Pencilを持った右手が画面に当たるとき、小指と掌が当たって反応してしまうようになりました。このあたりは好みでPalm Supportのオンオフを切り替えるところなんでしょうね。
まとめ
スタンドもフィルムもすごく悩みましたが買ってよかったアイテムになりました。というかこれらを装備してやっとスタートラインという感じですね。
下手したらペンタブよりも描き心地いいのでは…?という気もしています。今後もしばらくiPadを使っていきます。
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