
保育園生活も完全に後半戦という話
気づけば娘も 4 歳終盤になり、赤ちゃんぽさはもはやポンポコリンのお腹くらいになってきました。1 日 1 日わかりやすく変化のあった乳児時代と比較すると成長具合はとてもゆっくりなのですが、それでもやはりぐんぐんと身体も大きく頭の回転も早くなっていきます。「いつの間にそんなことを考えられるようになったの?」という事が増えていて、その「いつの間に」という驚きが寂しくもある勝手な親心です。自分の手元でわかる感じで成長していってほしいなんて、それは無理なお話ですね…。
そんな中、保育園生活もあと 1年半くらいしかないということハッと気付いたのは今年の秋の始めでした。結構秋雨ってしつこいよなあと、最強のレインコートを更に新調しようかと(毎年アップグレードしている)考えたのもつかの間「あれ?もしかして雨の日の自転車の送迎ってあと数えるほどしかないのでは?」という謎の寂しさにかられたことがきっかけでした。
今の保育園は 1 歳から念願叶って第一志望で入園できた認可保育園。広い園庭やプール、午後は横割りで各年代混じって交流するスタイルに憧れ、0 歳 5 ヶ月から通った認証保育園で得たポイントを武器になんとか滑り込めた憧れの園です。難点はただただ「結構遠いこと」で、子を乗せた自転車で片道 15 分の道のりはメンタル的にハードなものでした。
入園当初は「近くに引っ越せば OK OK !」なんて気軽に考えてましたが、まあそんな理由で引っ越しませんわね。結局ずるずると「雨の日くらいしかデメリットはない」と感じながら同じ家から通い続けました。
そんなこんなんで気づけば 1 歳 4 ヶ月から 4 歳 9 ヶ月までの 3 年半が過ぎています。ママがいいママがいいぃぃぃぃと足にしがみついて離れずそのまま歩いた日もあったほど小さかった娘も、「ちょっと〜遅刻しちゃうじゃないの!」と一丁前に時計を見ながら父をせっつくほど大きくなりました。まあまあエラそうな言い草にムカッと感じることも多いです。(とはいえまだ舌っ足らずで言いまつがいも残るあどけない言い方で笑ってしまうのでセーフとしましょう…)
登園途中に友達と会えばテンションバク上げといった感じで大声を上げ、教室までは手をつないでダッシュ。とはいえ帰宅時に「○○ちゃんとは今日ちょっとうまくいかなかった」的な話もしてくれる。そこには薄っすらではあるものの子ども同士の悪意や嫉妬もまじっていて、生々しい人間関係の模様は大人の私たちですらゾクッとしてしまいます。
自分自身の記憶をたどっても、年中の頃からの保育園生活は割と記憶に残っていて、先生に言われて驚いたこと、嘘をついてシメシメと思っていたことなんかは割と鮮明に覚えています。私自身、どちらかというと親や兄弟とのことよりも保育園生活の記憶のほうが濃厚なんです。なので、今の 4 歳 9 ヶ月の娘が体感している「初めての社会」は濃く深く刻まれているんだろうな〜と思い、登場人物が日々変化する彼女の保育園生活の感想を興味深く聞いている毎日です。
入園当初はやたらと環境にこだわって選びぬいた(と思っていた)保育園ですが、結局は娘自身が考え感じ友達とつくっていく社会なのだよな〜〜と感じつつ、遠いとか雨が面倒とかそんなことよりも「明日保育園だ!」と連休明けにワクワクしてくれることにとにかく感謝しています。
短い秋が終われば、彼女は 5 歳の誕生日を迎えます。身体はクラスで頭一つ大きいけど、誕生日だけは末っ子ちゃんで実は寝る時のオムツは取れていません(ああどうしよう)。保育園ラストイヤーも目前だなあと、なんだか気が早い感じで感慨にふける最近なのでした。
(まったく note 更新していなかったあああと思って、リハビリとして書いてみました…!)