思い出の街 銀座
小中学生のころ銀座でよく遊んでいた。
といっても友達とではなく母と買い物に来るくらいだ。
銀座ライオンのタイル画、虎屋の赤飯、
博品館のストラップ売り場、
文教堂の絵本売り場に、
裏路地の絵具屋さんや文房具屋さん。
最後は駅前のサンリオに寄って帰る。
当時はケータイを持っていなかったので
記憶を頼りに歩いて回っていた。
歩いているだけで楽しい街だった。
何でもそろう百貨店に、
小さな店にいろんなものがある裏通り。
裏通りの小さな店はたまにどこにあったか分からず
行きつけないときもあった。
今その記憶を銀座何丁目に当てはめると
点と点が線で繋がるようでとても面白い。
あぁここはみゆき通りというのか。
ここは新橋演舞場に通じる道か。
スマホを持った今でも
頭の中の地図で歩く銀座はあのころと変わらない。
小さくて大きな銀座という街は、
中学生の私には原宿のような存在だったのかもしれない。
プリクラもないしクレープもないけど
画廊があってあんみつがある。
しかし当時8丁目にあるカプセルは
ほぼ目にしたことがなかった。
📷️ 12時の銀座
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