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てのひら

この手に ふれてください
私の指は 心の目です

もう少し近づいて
あなたの香りを
感じさせてね
ひとつの 明かりを胸に灯す
希望を みつけよう
あせって
ころんで
怖くて
うずくまった

この手に ふれてください
私の指は 心の目です

もう少し まってね
時間が かかっても
目標(ゆめ)のところへ
行くから
あきらめないで 手に入れたものは
たからもの 何倍も費(つい)やした
時間(とき)の空間は かけがえのない青春

ひとつの明かりを手探り
確かなものは ないけれど
迷って
休んで
勇気を出し
また 歩んだ

ぽんと 肩の上 支えてくれた
あなたの 手のひら
温かくて 広くて 大きかった
信じていたい 信じて行きたい
握り返してくれる
指の 温もり

作詩:野崎富美子 作曲:杉江和八

当時の作詞者のコメント(それぞれの手のひら)
辛いことがあっても、人には涙を見せない。だけど涙をぬぐうのも、幸せをつかむのも私の手のひら。夢をかなえるため、支えてくれた周りの人たちや、障害に負けずに頑張っている子供たちの夢の懸け橋になればいいと願っています。

当時の作曲者のコメント(15年ぶりのわたぼうし!)
第15回から18回まで連続入選して、舞台に立たせていただきました。あの当時は20代でしたが・・・。40歳になった今、渋さは出ているかな?!

『わたぼうし音楽祭』
障害のある人たちの日常生活や体験や感情を詩につづりメロディーにのせて届ける音楽祭。1976年から始まった芸術文化活動で、2022年8月7日には第47回目の音楽祭が開催される。

※2022年8月1日時点 ホール開催中止/後日オンライン開催に変更
「第47回わたぼうし音楽祭」は、新型コロナウイルス感染急拡大のため、
8月7日・奈良県文化会館でのホール開催を中止し、後日オンライン開催に変更します。入選されたみなさん、会場にお越しくださるみなさんをはじめ、関わるすべてのみなさんのいのちと健康を守るための決断です。オンライン開催の日程等詳細は未定ですが、今後の感染状況を見ながら、年内に仕切り直したいと思っています。


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