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『STAY HOME exhibition』参加してます。_20200601

緊急事態宣言が解除となりました。とはいえ経済的な面を考慮した自粛解除でしかなさそうで、東京も感染者はまた増えてきており、北九州では集団感染が大きくなりつつある報道もあります。その中で先週末には街にも人が戻りつつあり、僕も展示搬入のために外出を久しぶりにしたのですが、なんだか別の世界にいるような感覚でした。

世界では香港やアメリカで大規模なデモがあり、コロナで一時的に落ち着いていたのも束の間、また色々なものが大きく揺れているような状況です。

こういった世情の中、疫病や多様性について考えるときに、「郷土玩具」と呼ばれているものたちは何かヒントを与えてくれるような気がしています。コロナが騒がれだした頃に書いたこの記事の閲覧数が地味に伸びているので、西日本編もいずれ書きたいと思っています。

似たようなところだと、畑中章宏さんのこの記事もとても興味深いものでした。

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僕のつくっているものは、厳密に言えば「郷土玩具」のような、ある「固有の地域」で「固有の伝承や信仰」をモチーフにして「地域固有の素材」を使用して作られたものではありません。

「郷土玩具」ではよく採用される「張子」という伝統技法でつくられた、「創作玩具」とか「創作張子」と呼ばれているものです。

ただし伝統的な郷土玩具や縁起物にあるような「願いごと」を込めた「願具」的な意味合いであったり、またはモチーフ、江戸の町人文化に見られるような「言葉遊び」的なものであったりには大きな影響を受けています。

郷土玩具からの大きな影響を受けながら、今の自分の視点で張子をつくっており、またその視点自体も現在の世情から大きな影響を受けているはずです。

というわけで『STAY HOME exhibition』というグループ展に参加しています。久々にオンライン以外で作品をご覧いただける機会となりました。新作を出品しております。まだまだ油断ならない状況だと思いますので、いらっしゃる方はマスク着用の上、お越しください。

今回出品している作品は、こちらでもご購入いただけます。

【展示風景(5/31撮影)】

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