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屋根はディプロマット
日夜の寒暖差が大きい日が続いております。しかし、ワタベデンタルはいつだって一定の気温。気温が下がった翌日には採光して熱を貯めておいて夜間に放熱。まだ暖房は使っていません。高気密・高断熱の家はとっても快適です。いつでも半袖スクラブで寒くないです。
前置きが長くなりましたが、みなさん屋根材どうしていますか?見えない部分だから減額対象になっていませんか?屋根をケチると大変なことになりますよ。
ワタベデンタルで使用している屋根材はディプロマットです。建築士から提案頂いた屋根材で、私も最初は知りませんでした。ディプロマットは簡単に言うと進化版ガルバリウム鋼板です。最初に見たときは金属ではないと思ったほどキレイな表面性状で驚きました。そして軽い!見た感じはずっしり感があるのですが、持ってみると金属だとわかります。高い所にあるものは軽ければ軽いほど良いです。
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このディプロマットの歯科医院ならではのメリットが遮音性です。以前にガルバ葺きの戸建て歯科医院で勤務したことがあるのですが、雨の音がバッチバチすごかったことを記憶しています。患者さんとの問診が聞き取りにくくなり、診察に支障が出ていました。
このディプロマット葺きは無音です。台風並みの豪雨でないと雨の音が分かりません。目視でないと雨が降っているかどうか全くわかりません。外部騒音のせいで聞き取りにくかったり、声を大きくしなければならない場面が続くと地味にストレスになります。
以前のクリニックから通院していただいている方で、難聴の方がいました。前のクリニックでは耳のそばで大きめの声で説明していたのですが、ここに来てからは普通に会話できます。しかも一人ではなく複数人です。
難聴は建築が改善してくれるのかも、と思ってしまうほど会話が楽になりました。
この静穏性は就寝時に真価を発揮しそうです。夜は静寂な分、よけいに雨音が気になります。ディプロマット葺きにすることで、就寝環境の改善にも役立ちそうです。
雨の音は開業の構想前には考えていなかったので嬉しい誤算です。ちなみにディプロマットを採用した理由は耐久性と軽量化による耐震性と躯体への負担軽減です。
雨音の静穏性には屋根材だけでなく、断熱材や気密も影響することを忘れないでください。ワタベデンタルの屋根裏にはグラスウール吹込み断熱350mm!もの厚みがあるため、これだけでも静穏性が相当高くなります。