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30代での留学は遅すぎる?

私は20代後半になってから海外に行くことを考え始め、最終的に30才になってから留学を開始しました。

語学学校でも20~25がボリュームゾーンな感覚ですが、40代くらいの方や母子留学の方も見かけます。
社会人になってからの留学となると、特に日本ではキャリアが途切れることやライフステージの変化、家庭の事情などが絡み、踏み出すのが難しいと思います。

結論から言うと、私にとっては今がベストタイミングです。
ざっくりと経歴はこんな感じ。

・2016年:家政系大学卒業
・2016年:新卒でIT企業に入社し未経験でインフラエンジニアになる
・2019年:3年目で主任(Director職)に就任
・2020年:4年目で部長職に就任
・2024年:退職し留学へ

私はベンチャーのSES会社でインフラエンジニアとして8年間在籍し、客先常駐で官公庁や金融・大手法人などのプロジェクトを経験、プロジェクトではプロジェクトリーダー、自社では部長職を務めました。

ベンチャーだからこそではありますが、20代のうちに社内で上がれるところまで上がれたかなと思います。
技術力に自信は一生ないですが、たくさんの人に助けられ築いてきたキャリアには少しは自負があります。

上記を踏まえて、20代のうちにキャリアを積めたことで再就職に不安がないため、仮に留学が失敗(心が折れて帰国とか)したとしても大丈夫、その挫折も経験に出来ると思える精神が持てています。
きっと25歳ごろの私のメンタルやキャリアでは不安が大きく、留学の決断は出来ませんでした。
20代に経験した様々なことが、今に繋がっています。

また、大学院出願のために成績証明とCVを送付していますが(すんなり通ったのでどの程度見て貰えているかわかりませんが…)
大学院進学に必要なCV/Resumeには、研究履歴や受賞歴、出版歴やプロジェクトの実績などを書く必要があります。
CVを準備しながら「みんなそんな書けるようなことを会社でやってるの?!会社で研究なんてしないやろ!」と思っていました。

ただ、社内で表彰されたことや、客先でのプロジェクト内容、組織マネジメントの中で行った社内制度の策定や改訂、自社での研修用基盤構築を行ったこと等を書くことが出来たので、
急に思い立った大学院進学でしたが、それこそ25歳ごろでは出来ませんでした。

アラサーだからこそ、海外就職・進学

ワーホリではなく留学にしたのは、30代での挑戦だからこそ基礎固めをした上で学位を取って選択肢を増やしたいと考たからです。

日本ではまだワーホリは、モラトリアムの延長・休暇のような印象が強く、ワーホリ中に語学力+αで何か実績を作らなければ就職においては武器になりにくいです。
第二新卒や、そこまで高い年収を求めない、語学以外の目的あってのワーホリのであればこれに限りませんが、セカンドキャリア・キャリアアップを見越す場合は海外就職や進学も一つの選択肢だと思います。

私のきっかけは「死ぬくらいなら海外飛ぶか」というものでしたが、色々調べるうちに目的が出来、挑戦してみたいことも増え、やりたいことが出来たときに何気なく過ごしてきた社会人生活の1つ1つが花開き、チャンスへとつながりました。
当時は目の前の仕事や期待にとにかく向き合うだけでしたが、それらの結果のすべてが今、自分の味方をしてくれています。

思い立った時が一番若く、遅すぎることはありません。
自分が今だ、と思った時がベストタイミング。

(と言いつつ、身辺整理に1年半ほどかかっています(笑))
○○が落ち着いたら、、と言っていると大抵落ち着くのを待っている間に別のイベントが起きてしまうので、何年以内にやる!と宣言することをお勧めします。

私は30の誕生日までに海外に飛びたいというのを設定して動き始めて最終的に30になってから半年以上たってから飛んでいますが、部下に対してもプロジェクトに対しても無責任な形にせずに風呂敷を畳めるタイミングに着地できたので良かったです。
もし今、留学や海外での経験をすることに悩んでいる人がいれば、是非この経験を参考にしてもらえればと思います。

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