#61 筍シーズン終了
タケノコを始め、ワラビ、ゼンマイ、タラの芽、ふきのとう、ユリ根、そしてキノコ類等。
私は自然に生えている植物を、食べるのはあまり好きではない。
たまにニュースなどで毒キノコを間違えて食べてしまったとか、水仙の根をノビルと間違えて食べたとか、頂き物の野草が実は食用では無い物で中毒になったとか。
その季節ならではの風味を味わいたいのだろうと思うが、そんなニュースを耳にするたびに「他に食べるものはいくらでもあるのに」と思ってしまう。
自然に生えている物を食すには、代々受け継がれてきたスキルと成長期の経験が必要だと思う。
私は都会育ちなので、にわか知識で自然に挑戦するなどと言う無謀は出来ない。
それは海外で生水を飲む行為と等しいと私は思っている。
現地の人たちが平気で飲む水でも、異国人の私が飲めば、ほぼ間違いなくお腹を下すだろう。
中国でガイドさんが気を使って買ってくれたアイスキャンディーを、ことわり切れず食べてその夜七転八倒したことや、台湾でお土産に買ってきたシナチクを食べて、リバースした経験もあって、食べ物に関してはもうチャレンジ精神が発揮できない。
そして、我が田舎の家の庭で生えているタケノコも食べる気にならないうちに、今年も見事に成長した。竹は増殖しやすいので適当に硬くなる前に、倒さなければならないと思うが、
一生懸命伸びてきたものを倒すのは、少し忍びない。
どれを残すか悩んでいる。
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