#47 最高の日
今日は私にとって、近年まれにみるとても素晴らしい一日だった。
60年近い人生の中でも、これほど良い日だと、感じたことはないような気がする。
朝からお日様が上機嫌でやって来て、少し汗をかきそうになると、そのたび絶妙に雲の中へご遠慮された。
するととても爽やかな心地いい風がスーと抜けていった。
今日一日、お日様と私が今日の仕事を終えるまで、これが続いた。
今日は休日で、自分の大好きな農作業とD.I.Y.を思う存分、だれにも邪魔されず、すべて計画通りに、キッチリと終えることができた。
奇跡だ、こんな事は滅多に起こらない、奇跡だ。
自分の努力だけでは決して実現できない、正に神様が与えてくれた、素晴らしい一日だった。
天気・気温・美しく咲き誇る花・たまに様子を見に来るモンシロチョウ・鶯の声・芽を出した夏野菜たち・出なくなった花粉症の諸症状・鳴らない携帯電話・声をかけに来ない近所の爺さん。
こうなると、もう一日欲しくなる。
明日、会社を休もうかと思ったが、朝から打ち合わせの予定が入っていた。
残念。
街の家に帰ってきたら、頭痛がして来た。
感謝を捧げず欲張りなことを思った天罰かも?