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「私を構成する5つのマンガ」を考えてみた
案の定5つでは収まらなかったので、なかば無理やり選んでみました。
①ふしぎ遊戯/渡瀬悠宇 全18巻
当時小学生だったわたしには、なかなか刺激的な漫画だったと思う。
中学生の美朱が、図書室で見つけた古い本「四神天地書」の世界へ吸い込まれてしまい、朱雀の巫女となることから物語がスタート。友情とか仲間の絆とか丁寧に描かれていて、ただの恋愛マンガでは終わらない。
重要な人物が亡くなったりと結構重いシーンも多いんだけど、時より出てくるギャグにホッとしたりして、シリアスとギャグのバランスがちょうどいい。中でも、柳宿に救われた場面は多々あるんじゃないかな。
また、登場人物それぞれにちゃんとした設定があって、そのせいで敵側の人物も憎めない。みんないいヤツ。性善説。
②亜未!ノンストップ/北川みゆき 全10巻
初めて北川先生の作品を読んだのがこの作品でした。
代役で出たアイドルのオーディション番組をきっかけに、人気アーティストとの恋を絡めながら、日本のトップスターまで昇りつめていくお話。「芸能人同士の恋」ということで、華やかでとても少女漫画っぽい。(拍手)
2018年にはSho-Comi50周年企画として新作読み切りが出たわけですけど、それもとても良かった…。(溜息)
北川先生の作品のヒロインは、強くて芯のある、華奢な女の子(女性)が鉄板なのよね。この鉄板なヒロインがわたしにはツボのようで(勝気な女の子がすきなんだろう)、どれを読んでも、今でも面白い。
最近の連載「どうしようもない僕とキスしよう」も電子書籍で読んでいます。
③神風怪盗ジャンヌ/種村有菜 全7巻
種村先生の作品は結構持っていますが、やはりこの作品が1番かなと。
日下部まろんは一見普通の高校生。だが実は巷を騒がす怪盗ジャンヌの正体・そしてジャンヌ・ダルクの生まれ変わりである。
種村先生の作品のヒロインは、明るく元気、でも実は闇が深いのよね。北川みゆき先生とも似てるところがあるけど、種村先生の方が少女マンガ向けかな。
あとものすごく絵が綺麗!!アナログ作品が多いのだけど、細かいところまで丁寧に描かれてて。数年前に行った原画展では、ファンのみなさん食い入るように原画見てました。(もちろんわたしも)
余談ですが、種村先生って本名なんだよね。ペンネームっぽいから驚き。
④寄宿学校のジュリエット/金田陽介 全16巻
超王道ラブコメ。ロミオとジュリエットをモチーフにしていて、話がわかりやすいです。
東和国とウェスト公国という2つの国家が対立する架空世界で、東和国の少年・犬塚露壬雄(いぬづか ろみお)とウェスト公国の少女・ジュリエット・ペルシアが織り成す恋模様(Wikipediaより)
「犬塚、お前は~~~!」と言いたくなるぐらい、普段は頼りなくて面白キャラなんだけど、ここぞというときはやけにかっこよくて、そのギャップが魅力的。ペルシアはただただかわいい。シャルちゃんもただただかわいい。1巻だけでもいいので、続編希望。
⑤地縛少年花子くん/あいだいろ 既刊12巻
今回5つの作品の中で、唯一、現在連載中の作品です。
「私を構成する5つのマンガ」を考えてみた時、5つに絞れなかったので、「じゃあ完結済みのものに絞ろう」としたものの、やっぱりコレだけは入れておきたかった…!
どうしても叶えたい願いのある寧々は、旧校舎の女子トイレで花子さんを呼び出す。 だが、現れたのは男の子の幽霊で!?(公式サイトより)
「ハートフル便所コメディ」だそうです。
そのフレーズだけ聞くと、結構明るい内容を想像しちゃうんだけど、いやいいや、とんでもない。明るいだけじゃない。ちょっと怖い。時々ものすごく暗い。
また、伏線と謎の多さに頭フルに使って考察してみたり、花子くんの過去に心が痛んだり(何度も泣かされた)、まさに沼にはまっているわたし。
寧々も花子くんも幸せになってほしいな。