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オトナたちが苦しい

私は、勉強ができない子供でした。

そんな私が気がつけば先生として子供たちに
教える立場になった。

そして今は、オトナに教える先生となった。


私の長女は中学一年生。
何度か学校のトラブルで先生から
連絡が入る事があった。

その度に思う事がある。

何でそんなに右習え右なのか。

同じクラスメイトだから
『仲良くしなくちゃ』
とか

なぜそんなに
『みんなと同じ』とか
『少しでも成績が上がるように』とか
言うんだろ?
と思う。

一応、私自身も現状大人で
立場的には母親になるんだけど
どうしても感覚的に『私は、わたし』でしかなくて
親だからとかオトナだからとかって
言うのもない。

だから
学校の規則とか未だになぜそれが必要なのか?
なぜそこまで従わなくちゃいけないのかも
わからなすぎて

純粋に先生に質問してしまった。

ひとまわり以上も若い先生にw


今時の小学校の教育や
世の中的にも個性を大切にとか言っているのに
なぜ中学校になったらこんなにも厳しく
抑圧されなければいけないのか?

全くわからない。

髪型がどうだとか
靴下やスカートの長さがどうだとか
学問に何の影響があるのだと?

むしろ
『私だったら自分の納得のいかない外見でいる事の方が勉強する気持ちが削がれちゃう』
と伝えた。

しかも学校のトラブルの際も解決しない時に
教育者が脅しのような事を言って
認めないとどうなっても知らんぞ?!

みたいな事を言い
無理矢理解決するしかない状況へと促した。

内申点が気になる子供たちは
渋々、(自分の心に)むりやり納得させていた。

これを聞いて
本当に子供たちは勿論かわいそうだけど

教育者としての立場に置かれている
今のオトナたちの方がどうしていいかわからず
苦しんでいるんだなと思った。

大人が敷いたレールにそってしか
生きて来れなかった今のオトナたちは
子供達にもそうするしかできない。

レールからはみ出す事ができなかった
オトナたちは
そんな子供達を抑圧するしかできない。

私は抑圧されてもなお、レールから
はみ出しながら生きてきた
はみ出しものだから

子供たちの気持ちがよくわかる。

と言うかそもそも

オトナとかコドモとか垣根も境界線もない。




私は、20年以上
美容業従事者として生きてきた。

ここ数年、40代くらいの女性に向けて
自分らしく生きる事について発信したり、
セミナーなどをしてきた。

最近では行政のママさん向けの
再就職セミナーをさせて頂いたりすることも
多くなり、
オトナとして、
親として生きる方々のお話を聞く事が増えた。

皆、自分に自信が無く

将来に不安でいっぱい。

他者の目線にばかりフォーカスして
自分の子供は、おろか
自分の気持ちを無視し続けているのだ。

とにかくはみ出さないように生きてる。

再就職セミナーでも
産後、社会から離れた環境になり
夫の働いてきたお金で生活する事に罪悪感があり、家事も子育てもちゃんとやらなきゃいけないんだと強迫観念にも似た想いで生活をしているのを感じる。

その根本的な理由は、【無価値観】だ。

自分には何の価値もない
だから誰かに甘えたりしてはいけない
誰かの役に立つ何かをしなければいけない

だから【とにかく働かなくちゃいけない】と

とにかく自分の価値を取り戻したくて
必死で自分の外側にしがみつこうとしている。

既に母親と言う存在としている事で大きな価値がある事に気づいていない。

だから数ヶ月と言うまだまだ
小さな赤ちゃんを抱えて就活をスタートするのだ。

別に働かなくても生きていける環境なのに。


ただその気持ちは痛いほどわかる。
私自信がそうだったから。

生後3ヶ月で仕事復帰を試みた私。

母に預けて夕方から夜にかけて、
ホステスさんのヘアメイクをする仕事だ。

アレルギーがあり完全母乳で冷凍したお乳を
実母に渡し籠りをしてもらうもずっとギャン泣きで…。

数日間で退職。

そんな経験もあるからこそ
無価値感に苦しむオトナの苦しみが見えてしまうんだ。


で、長くなったし
ちょっと重たい話になったので
この辺でやめるけど

今の子供たちは
そんなオトナ達よりももっと
大きく広い視点、俯瞰した視点で
ものごとを見ることができている。

感覚の次元が違う。

だからそんな子供達の将来のために
オトナが
【自分らしく生きる事の必要性】を知り

もっと自分の感覚で生きれるように
新しい社会への貢献をしたいと思っている。

つい重くなっちゃう私だけど
2020年もっと軽やかに
明るい未来を作っていきたいと思ってる。

私の良い資質でもある“コドモ”の感覚を使って。

2019年もあと残りわずか。。。

益々自由に軽やかに生きよう♡



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