VRChatと創作の思い出話 その5
定期的に書いている振り返りの記録、このシリーズ?もなんと?今回で5回目です。長続きしていてすごいなあと我ながら思います。
トピックは年々減っていますが、今年は大きな一年であったと思います。今回もお付き合いいただければ嬉しいです。
GHOSTCLUB CRTVJ
いきなり7月末まで飛びますが、今年一番大きな出来事です。とはいえ制作作業の大半は去年のうちに終わっていました。前回の最後の方に書いてた『眠っている子』とはこの子のことです。こう言うとアレですが、こう、ずっと半信半疑ではあったのですよね。現実味がなかったって意味で。まさか私がGHOSTCLUBに関わらせていただけるなんて。
このお話は以下の記事にまとめています。
それまでのお話で書けることはもうないと思うので、書くとしたらまあその後のことかな。
CRTVJ係としていつも出演させていただいていて、楽しみつつ演者としての緊張感とか怖さを毎回味わっています。うちの子がGHOSTCLUBの良さのひとつになれているなら嬉しいです。
それにこの日。
つまり、より""光""に向き合った使い方を示していただきました。Visual方向ばかりを追求していた自分には思いつきもしませんでした。
全然できたんですよ。むしろちゃんとそれ以上になれていた。
phiさんだからこそ、っていうのもあるけど、これを提示できなかった自分が情けなく思ったり、悔しかったり……GCってすごいなと思ったり(N回目)。
12月23日のDOMMUNE。こんな重大な瞬間に立ち会えて、しかも出演までさせてもらえて。光栄としか言いようがありません。
許される限りついていきます。これからも楽しみです。
ワールド Garden of Nemophila
今年Publishしたワールド。3月頃から少しずつ進めていました。制作の記録などはこちらの記事にまとめました。
今でもときどきワールドにお越しいただいている方を観測しますし、Twitterで検索してみると素敵な写真がたくさん投稿されています。がんばった甲斐はあったのかな。
後日PCを新調したのですが、なんというか自分の見ていた以上に綺麗な景観で驚きました。いいワールドになってよかった。
制作についてはまあ、すべてに納得できているわけではありません。例えばワールドの端。広大な景観を目の当たりにすれば、どこまでも走り回ってみたいというのはきっと自然な要請ですから、今みたいにぶつ切りされているとちょっと残念だというのは、とてもよくわかります。だからこそ周囲を海や山で場を閉じてしまうなどするんだと思います。あの花々はあなたの行く先でちゃんと待っています。でもそこが私の手の届く限界なのです。
無限地形も技術的には可能ってやつなんでしょうが、そこまでやるべきかどうかを悩んで止めました。負荷要因はなるべく少なくしたかったのもあります。
いろんな方に感謝しています。制作中に来ていただいてアドバイスをくれた方々、モデリングしてくれたmarupopさん。ネモフィラの3Dモデルを作った方にも届けていただきました。
そして…
のらきゃっとさん5周年記念配信の舞台に選んでいただきました。
自分としては珍しくアピール(弱)してたとはいえ、普通のお散歩回とかで来てくれたら嬉しいな~くらいしか思っていなかったのですが、こんな重大な回で来てくれるなんて。すべては私の想いを届けてくださった方のおかげです。本当にありがとうございました。
お誕生日会
今年もやりました。制作メンバーの皆様、本当にありがとうございました。
私が作ったのはワールドに入ったときのちょっとした演出、照明ギミックの基礎部分等です。そういえば去年も会場の電気消してたね。一応の全体責任者でもあったわけですが、Directionはほぼしてないし制作進行は慣れてる方々にほぼお任せしてましたし…ちょい役みたいなことしかやってないです。終始無能を晒しておりました。
制作面で私が書けることとして、アルバムについてちょっと書きます。
制作で使ったMiro上のスクリーンショットやUnity上での進捗を定点撮影した画像、ぶいちゃ内での打ち合わせ風景写真をアルバムという形でまとめています。ワールドができるまでの過程がさっくり見れるのでとても面白いものとなっています。モデリングとShaderが私、Udonとテクスチャ類をyopc先生という(謎の)分担で制作しました。先生のおかげでいいUIになっていて、"本"としてちゃんと成立していると思います。ページをめくれる本ってあまりないですし。
ただ『フレンドの誕生日をお祝いする』ためだけに異常なクオリティの空間が毎年作られているわけですが、私たちは彼の誕生日会をきっかけに楽しくものづくりをしているだけなのです。と、私は思っています。真面目に遊んでるって感じでしょうか。もちろん作業中はみんな苦しんでいるんですけど。外部の何かに縛られることもないですから。だからこそそんな日々をちゃんと記録に残せるし、ささやかにでも主張できる。そんな私達の在り様を示しているこのアルバムは、その証左なのです。私にとってはね。
毎度ながら個人的な反省点は多々あります。制作のお役に立てるだけの力がほしいですね…って毎回言っていますが。
VRChatワールド探索部
自分の創作と直接は関係ないんですけど、まあ思い出話ですので。
今年1月から参加させていただいています。事あるごとに書いていますが、いつもひとりでワールド巡りをしている自分としては、人といっしょにワールド巡りする機会があるのがまずありがたいです。まあ普段人がいるところに行かない自分が悪いのですけど。いろんなお話を聞けるのも楽しいし、ツアーにも参加させていただいたし、ありがたい限りです。よい刺激をいつもいただいています。
今年のワ探アドカレにも参加させていただきました。
これら以外でもひとりでよくいるワールドはまだまだあります。このへんとか。書ききれなさそうなので今回は3つに絞ったんですけどね。
これからもどうぞよろしくお願いします。
アバターの話
今年3月に量産型のらきゃっとのアップデートが正式に予告され、11月30日に『ぷらす』が販売されるまで、ますきゃアバターはお休みしてました。メンテナンスのためスリープしてたって設定です。
この日から、
この日まで。とはいえGCとか誕生日会ではますきゃでいましたけどね。
改変はいろいろ考えた結果、原点回帰しようってことで久しぶりにこの姿です。これなんだよなという気持ち。あと背も伸びたよ。
こちらは某アニメの影響を強烈に受けてしまった結果。ギグバッグは自分でモデリングしました。布感とかジッパーとかいろいろないけど初心者にしては十分だと思います。というかこの程度でも意外とそれっぽくなるというのは思わぬ発見でした。モデリングというものがちょっと気楽になれたかもしれません。
そういえば、アバター用Shaderをついにarktoonからliltoonに移行しました。今までarkに執着していた理由について触れていませんでしたが、つまりこれです。
Add Lightでのパッキリとしたライティング。これはarktoonにしかできない表現(私調べ)です。これがすごく好きなんですよね。海の底に光があるのはこれを見るためです。これはlilでも再現できなかったので、この処理自体を直接書き加えています。
本気でarkと心中するつもりで今までずっと改修し続けていたんですけどね…公式も移行したからね。
アバター表現においてもShaderの勉強においても、arktoonには大変お世話になりました。これからも参照することは多々あると思います。感謝…
ますきゃお休み中の間は桔梗ちゃんをメインに使っていました。
桔梗ちゃんの存在は大変にありがたいものでした。桔梗ちゃんがいなかったらますきゃ休眠はしてなかったか、ぶいちゃでの時間が激減してたと思います。普段はあまり言いませんが激推しです。まあそれは多くの方にとってもそうでしょうが。"なににでもなれる"感とでも言うのでしょうか。他の販売アバターの追随を許さないレベルでそれがあるように感じます。
この子は普段の改変と違って黒髪です。目元はいつもと同じですが。普段とは全然違うところを目指してみました。黒髪ロングいいですよね。
しばらくゆっくり休んでね。
来年
来年の目標はモデリングです。ShaderやUdonは拙いながらもちょっと書けるようにはなったと思っていますが、それを動かすためのモノが作れるようにならなければこの先確実に行き詰まると思うからです。コードだけですべてをやるだけの力は私にはないですし。誰かにお願いしてもいいのでしょうが、やっぱり自分の創作は自分だけでやりきりたいのです。それに、例えば上記のアルバムみたいに"動かす"前提のモデルを作るのってけっこう大変です。であれば、質は低くても自分で作れるようになったほうがいい。アルバムやギグバッグを自分でモデリングしたのはそういう意図もあります。
HoudiniはBlenderよりも気軽に試行錯誤できるので、Houdiniをメインに考えています。あんまり複雑なことは私にはできないと思いますが、使えるようになりたいですね。がんばります。
よく考えたらShaderもパーティクル芸くらいしかまともに書けないので、もうちょっと表現そのものに寄ってみたいです。まずはASEのサンプルをひたすら読むのがよさそうかな。時間をみつけてやります。
あとは来年もワールドを1つはPublishしたいなと。今のところ年1ペースでできているので、続けていきたいです。
Boothで配布できるものを増やしたいって去年言ってたんですが1つも増えてません。モデリングしてたら何かは配布できるかな…
つくったものの量がだんだん減っている気がするなと感じていて、自分用まとめページを作ったときに自分の初期のモーメント見返して思ったのですが、年間につくるモノの量自体は意外とそんなに減ってはいないんですよね。ワールド制作は特にそうですが、作品って大きなひとつのモノというわけじゃなくて、小さなモノの積み重ねだったりする。Editor拡張なんて表に出るものじゃないし。当たり前の話ですけどね。モノができたらなんでもTwitterに投げていた頃とは変わったのだなあと。これは良し悪しの話ではなく、ね。
まあでも、それくらい気楽にやったほうが私には合っていると思うので、来年はそうしたいと思います。
というかアレですね。自分がやったこととその結果?成果?が釣り合ってない気がして怖いんですけど。これは私ではなく周りがすごい / 運がいいの典型例だと思います。でも私個人とは無関係にあの子たちが評価されていることはとても嬉しいです。私自身のことはどうでもいいことだからね。
具体的な目標は一つもないけど、緩やかに続けていければいいなあと願っています。予定は何もないので自由です。やることなくてどうしよっかなってことでもありますが。わいわい。
来年もどうぞよろしくお願いします。
何を待っているのか。いつまで待っているのか。