【バッドボーイズがロフトなら、彼らはダイソー -- 映画評『ナショナル・セキュリティ』】(2018年07月08日)
---------------
タイトル: #ナショナル・セキュリティ
監督: #デニス・デューガン
脚本: #ジェイ・シェリック #デヴィッド・ロン
原作: #オリジナル
ジャンル: #コメディ #アクション
製作年: #2003年
製作国: #アメリカ
続編予定: #完結
上映時間: #88分
出演: #マーティン・ローレンス
#スティーヴ・ザーン
#コルム・フィオール
#ビル・デューク
#エリック・ロバーツ
#ロビン・リー
#ティモシー・バスフィールド
#マット・マッコイ
#ブレット・カレン
#ケン・ラーナー
評価:★★★☆☆
---------------
【あらすじ】
警官志望生の黒人アールは挑発的な性格のせいで今年も採用試験に落ちてしまった。
一方、職務中に相棒を目の前で失った過去を持つ警察官ハンクは、昼間の街で車場荒らしらしきアール(実際は車中に鍵置き忘れてドア閉めてしまった)を職務質問するが、偶然飛んできた1匹の蜂のせいで誤ってアールを殴ってしまう。
その場面を偶然携帯で一般人に撮影されて、ハンクは懲役6ヶ月そして警官クビになってしまう。一時期ニュースになったこともあって、刑務所では黒人の囚人たちからリンチをくらうが、何とか耐えて出所したハンクは小さい警備会社の警備員として勤めることになる。
偶然深夜に別管轄の倉庫が襲われている場面に遭遇したハンクは潜入に成功するが、そこで会ったのは、偶然同じ会社に勤める警備員アールだった。今晩のシフト担当である監視パトロールを怠ったせいで侵入されたらしい。
彼らは互いを忌み嫌いながらも協力し、倉庫を襲った犯人と牛耳る裏の組織を追っていく……。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【感想的な雑文】
土曜の深夜、テレビつけっぱなしにしてたら何かマーティン・ローレンス(吹替:山寺宏一)の映画が始まっちゃったので、そのまま見てたら結構面白かった。
ただ「どーせお前ら、相性最悪の凸凹コンビが銃や車でドッカンバッタンど派手に暴れる設定の映画好きなんだろ?」と言うばかりに雑というか大味な内容で、そういうバディ系にありがちな展開ばかりだったからハッキリ言おう。
ああそうだよ、そういうの大好物だよ!
敵も味方も脳筋の野郎らがテレビゲーム初心者みたいな銃のバカ撃ちと免許剥奪運転で道路ボォォボォォに燃やしちゃう系の頭からっぽで見れる映画って良いよな!!
またそういう映画って存在知っていても、わざわざTSUTAYAで借りようとは思わない。かといって動画配信アプリで選ぶことも少ない。たぶん一生出会わないであろう前提の中で、ちょうど居合わせたら見れるテレビ放送は運命の導きのようであり、そういう映画が一番面白く映る距離感である。本作もまたそういう類いであった。
やっぱ90年代のアクション映画は良いy……これ製作2003年なの!?
バディ映画の傑作『バッドボーイズ 2バッド(こちらもローレンス出演)』と同期なの!?
おいおい21世紀に入ってこのクオリティとは恐れ入ったぜ…。
細部までCGが行き渡ってる映画も良いけど、たまにはこういう作りが泥臭い映画も良いじゃないか。
その泥臭さにゲラゲラ笑い合う仲間こそ真のバディだ!!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【本日の参考文献】