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Q.受験勉強つらいです、応援してくれませんか?

A.こんな大学受験に7回も失敗した人間(現役+6浪)にアドバイスしていいものか心配ですが…毎年受験シーズンになると思い出すエピソードがあって、私の受験時代の支えだったエピソードを紹介します。

※あくまで商店街にいる職業不詳のおじさんが酒飲みながら何か話してることを偶然耳に入ったぐらいの熱量で聞いてください。

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そのラジオ番組にひとつのお便りが届きました。

「私はもうすぐ大学受験を控えた息子を持つ母親です。先日に息子とおみくじを引いたのですが、息子の引いたくじが凶だったのです。願掛けに来た息子はひどく落ち込んでしまいました。どう励ましたらいいのでしょうか?」

その便りにアナウンサーは神社の神主さんに電話して訊ねました。

「神主さん、おみくじで凶を引いてしまった場合どうすればいいのでしょうか?」

すると神主さんは、こう答えました。

「“凶”という字は、箱の中に“メ”と書きます。この“メ”は植物の“芽”とも書けますよね。また、箱の天井は芽が出やすいように開いています。箱の中の芽は大空に向けて大きく育ち、やがて花が咲き、そして実になります。己の努力次第で“メ”は花を咲かせたり、実らせたりできますから、いくらでも伸びる可能性を秘めています。だから、受験勉強がんばってください!」

数か月後、そのラジオ番組にひとつのお便りが届きました。

お母さんから“メ”の話を聞いたその息子さんは自信を取り戻して、第一志望の大学に合格したそうです。

また、この放送に全国の受験生が励まされたそうです。

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当時、私はテレビ番組の紹介でこのエピソードを聞き、そして元気が出ました。

あいにく私は花を咲かすことも実らせることも出来ませんでしたが、それは私の学力に対する準備不足と「オレは後半バケるタイプだから」という驕りが招いた結果ですから、「つらい」と思うほど日々努力している君とは違います(もうね、君とは根底から全然違う!)。

もしかして君は入試で100点でも狙ってるのでしょうか。

そんな質問に、たいがいの受験生は「んなわけねぇだろ」と答えるでしょう。

受験生が入試日で狙うことはひとつ、MAXを出すこと。

100点は無理でも、MAXなら出せるでしょう。

高得点なんて、合格する上では「有利になるよ」程度の物です。

受験人数200人で上位50人が合格だった場合、(乱暴な言い方ですけど)MAXジャンプで50位のどこかに入ればいいのです。

1位の最高点だった人も、50位の最低点だった人も、与えられる称号は同じく合格であり優勝です。

また入試の点数は入学後の内申には関係ないので、別に100点を取らなくていいと思えば、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。

かつてスティーブ・ジョブズは言いました。

成功と失敗の一番の違いは途中で諦めるかどうか。

その「諦める」までの過程には、必ず「努力」が関係しています。

勉強でも仕事でも趣味でも、「正しい努力の仕方」というものがあって、正しい努力を毎日ひたすら守っていれば必ず報われるように物事の摂理はできていますから、100年時代と呼ばれる長い人生、頭の隅でも置いておいてください。

また、「正しい努力の仕方」は受験生50人いれば50人それぞれ違いますので、その点は指導のプロである学校の先生や塾の講師に徹底的に聞いて、最短1か月だけでも彼らの言うことを信じてやってみてください(意外と自分の癖は自分では見えないものだから)。

あと勉強で一番めんどくさい時間は最初の5秒間で、それ以降は5秒間の滑空みたいなものですから、やる気でねえ~と思うときは5秒だけ集中してみてください(途中しんどくなったら滑空の着陸タイムの合図で、スマホのタイマーで10分ほど休憩して再び5秒だけ集中してください)。

特別、奇抜な作業はありませんけど、同じ作業を毎日どれだけ繰り返せるかが後の勝敗を決めさせます(ボクシングの基礎トレーニングと一緒)。

いま自分が思いつく応援とアドバイスはこれぐらいで、もしもまた何か必要になったら再び質問してください。

私ができなかったことを、君には見せてあげたいから。

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【あなたからのご質問、ノージャンルでお待ちしています】

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渡邉綿飴
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