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Q.自分の顔で気に入ってるパーツはどこですか?

A.私のこの容姿に関して申しますと、そこそこ長い人生で容姿について家族以外に褒められたり「ここが好き」と言われたことないから、おこがましい回答になりますが…個人的に目が綺麗な方だと思うので、そこですかねえ。

親いわく、赤ん坊のとき『ネバーエンディングストーリー』のファルコンぐらい澄んだ大きい目でした(親の欲目談ですが)。

現在では「ルッキズム」で外見差別が大きな社会問題として取り扱ってくれますが、外見でいじめられた学生時代にこのルッキズムがあったら、ねえ、どうなってたんでしょう。

しかし、ルッキズムが主張される現代でも外見差別によるいじめが無くならないから、やはり変わらないような気もします。

むしろ厳格化した社会規律の下でも法を冒すような輩は、私の時代より犯行も人格も先鋭化されてるというか、新時代のレジスタンスとも思います。

ユーチューバーやティックトッカーなど、昨今のSNSで浅はかな思慮の炎上動画を投稿する人たちの他の投稿を見てみると、ここはアカウントという名の飼育小屋なような、3歩先の崖も見えていない短絡な言動が多いです。

『ケーキの切れない非行少年たち』という新書がベストセラーになりましたが、本書で取り上げられる彼らと似たものを感じます。

凶悪犯罪を起こしたのに反省や被害者の気持ちなど考えることができない非行少年たちの中には、ケーキを等分に切り分けられないなど認知機能の欠如が垣間見えて、彼らの過ごす環境下など周囲の人たちに気づかれない「軽度の知的障害」を指摘しています。

SNSでバズる上で「戦略的なマーケティング」は必須ですけど、難しい論理を必要としない・比較的な安定したヒット率を望める分野「過激な動画」に走って、手前味噌なインプレッションに承認欲求をくすぐる高揚感を抱いて、まあ、多くは語るまい。

だけど、過激動画を投稿する人たち全員がもれなくバズるわけでもなく、良くも悪くも誰かに見つけてもらうことが決定条件で、ツテも影響力のない人は内容を暴走化して音沙汰無くて更に暴走化して……と悪循環の罠に陥ります。

そういえば昔、お笑いタレントの有吉弘行さんがこんなこと言ってましたね。

ブレイクとは「バカに見つかる」こと。

有吉弘行

過激動画という一種の反ルッキズム運動。

社会正義派と称して、過激動画を釣りの餌にインプレッションを稼ぐ偽善犯。

有象無象がうごめく民衆運動の中で、ファルコン・アイのモブが向こう岸の道路をひっそり通ります。

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渡邉綿飴
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