Q.恋人に求める条件はありますか?
A.とある占いをした結果、以下のような回答がでました。
恋人に求める条件はひとつ。
(もしも占いが本当ならば)出てきてよ!!!
以前「無疾患・無借金・無信仰」とかアレコレ書きましたけど、そんなのは机上在住のロジカル童貞が垂れる空粗鬆論で、実際は「好きで「好キデス!!!」」と相手の発言を裏声で遮るほどの恋愛免疫ゼロなヒト科の地球生物です。
厳しい自然社会の掟から考えたら、自分みたいな惚れやすい体質のほうが子孫を残せる確率が高いはずなんですが、なにせ所属課がヒト科ですからね、ヒト科の配属先は理性社会なもんだから、まあ生態が噛み合いません。
こういうテンションをヒト科社会ではしてはいけないんですよ(最悪セクハラ訴訟も)。
ヒト化社会での求愛アピールというと、通帳に記載させている多桁の経済力です。
どんなに頭良かろうが、体鍛えていようが、心優しそうが、ド畜生CEOの経済力を目の前にしたら微塵も価値はありません(もうねミジンコとシロナガスクジラぐらい話になりません)。
世界経済力ランキングで言えば、私は大富豪の飼い犬にオシッコかけられてる道端の雑草よりも生活能力がありません。
一般的に動物の尿には酸性雨(pH4.8)より強い酸性(pH6.0)と高濃度なナトリウムイオンが含まれていて、普通の植物ならば葉面に可視傷害が現れます。
だけど、コンクリートから生えている雑草は悪環境下による自己治癒能力に特化していて、体内部で負傷された部分を自力で修復します(そうもしないと野原社会では生きていけないから)。
歳を重ねるごとに傷口の治りが遅くて痕が残って、軽い運動した後の筋肉痛も若いときの半日から丸2日に悪化して、今では上階のホームに停まる電車を逃させてまで進行が遅いエスカレーターの手すりに掴まっています(フリーハンドで階段を走り登った学生時代の方が偽りの記憶みたいに)。
そんな私の正体をまだ知らないから憧れてすらいる、そんな稀有な生き物が占いではどこかに生息している(きっと絶滅危惧種に違いない)。
惚れた相手の弱みに付け込んで告白するか、それとも「こんな腐敗臭する心身末期おじさんと一緒に居ちゃダメだ!さあ早く綺麗なお池に帰って君を想う異性と幸せになりなさい」と追い払うか。
考えるまでもない、首筋に劇薬の注射を刺してでも微かに残っている「良心」を増幅させて、絶滅危惧種の幸せな生涯を願って送り出すべき。
SDGsの目標15「陸の豊かさを守ろう」に該当する地球生物の保護活動、それぐらいでしか自分には社会に貢献できることがないじゃないか。
優秀な新芽を育てるために他の悪芽を摘み取る「間引き」、健全な社会のためには幾分かの犠牲だって時には必要だ。
……ということで、この記事を読んだ私のことが好きな画面前のあなた。
私の屍が土の微生物に分解される前に、膨らんだ腹部から養分を吸い取って、綺麗なお池で永遠に幸せになってください。
この養分で子孫と生態系に恵まれるのなら、私も本望です。
(ところで今日のお題なんだったっけ? 脳が腐ってるから文が発酵しちまったわ…)
---------------
【あなたからのご質問、ノージャンルでお待ちしています】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【螢雪書店[本日の推薦図書]】