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支部会議の「支部」とは
この記事では、支部会議について、そもそも「支部」とは何なのかを、皆さんにお伝えしたいと思います。
※規約から引用して説明しているため、内容が難しいと感じるかもしれません。後半にまとめのコーナーをつくりました。お忙しい方は、まずはそちらから目を通していただくのも良いかもしれません。
◆支部とは?日本共産党の規約から読み解く
日本共産党の組織について、規約の第3章第12条では、次のように書かれています。
第十二条 党は、職場、地域、学園につくられる支部を基礎とし、基本的には、支部――地区――都道府県――中央という形で組織される。
そのうち、支部については、第7章に詳しく書かれています。
今回はそのうちの第38条と第40条を紹介します。
まず、第7章第38条の紹介です。規約から引用します。
第三十八条 職場、地域、学園などに、三人以上の党員がいるところでは、支部をつくる。支部は、党の基礎組織であり、それぞれの職場、地域、学園で党を代表して活動する。 状況によっては、社会生活・社会活動の共通性にもとづいて支部をつくることができる。 党員が三人にみたないときは付近の支部にはいるか、または支部準備会をつくる。
「支部」とは、党内の組織の最小単位です。
基本的には、自分が住んでいる地域の人たち同士、3人以上で寄り合って「支部」をつくります。
同じ職場や大学などに党員が3人以上いると、その職場/学園(大学など)で支部を作ることができます。
「状況によっては、社会生活・社会活動の共通性にもとづいて支部をつくることができる。」
とありますが、私が現在所属している青年支部は、まさにこの一文があることでつくることができた支部です。
本来であれば私は地域支部に所属するはずなのですが、現在、市内の日本共産党の党員の年代構成が60代以上を占めており、比較的若い世代の党員がとても少ない状況にあります。
そのため、主に20代の党員が集まって青年支部をつくることになりました。
同年代の党員を中心とした支部で活動することで、若い世代の社会的要求(ニーズ)を実現できるようにする狙いがあります。
次に、第7章第40条の紹介です。支部の任務について書かれています。
第四十条 支部の任務は、つぎのとおりである。
(一) それぞれの職場、地域、学園で党を代表して活動する。 (二) その職場、地域、学園で多数者の支持をえることを長期的な任務とし、その立場から、要求にこたえる政策および党勢拡大の目標と計画をたて、自覚的な活動にとりくむ。 (三) 支部の会議を、原則として週一回定期的にひらく。党費を集める。党大会と中央委員会の決定をよく討議し、支部活動に具体化する。要求実現の活動、党勢拡大、機関紙活動に積極的にとりくむ。 (四) 党員が意欲をもって、党の綱領や歴史、科学的社会主義の理論の学習に励むよう、集団学習などにとりくむ。 (五) 支部員のあいだの連絡・連帯網を確立し、党員一人ひとりの活動状況に目をむけ、すべての支部員が条件と得手を生かして活動に参加するよう努力するとともに、支部員がたがいに緊密に結びつき、援助しあう人間的な関係の確立をめざす。 (六) 職場の支部に所属する党員は、居住地域でも活動する。
第40条を、自分流に、わかりやすくアレンジしてみました。
※新入党教育で先輩党員の方から伝え聞いたこと、それを受けて自分で考えたことをふまえて、自分の言葉でアレンジしました。主観が大いに含まれていますので、ご容赦ください。
(1)日本共産党の看板を背負っていることを忘れずに、地域や職場、大学などで活動しましょう。
(2)職場や大学、地域の人たちが「困っていること」「もっとこうなってほしい」と思っていること(要求)を知り、周りの人を巻き込みながら一緒に解決していきます。そうした活動を続けていくことで、ゆくゆくは職場や学園、地域で日本共産党を支持してくれる人を増やすことが、支部の任務です。
(3)支部では何をするかについて。
・支部会議とは、支部所属の党員が集まって話し合う会議のことです。原則として週に1回、定期的に開きます。
・党費とは、日本共産党の活動を支えるお金であり、同時に自分たちが活動をするときに使うお金のことです。党費は支部で集めます。
・党大会と中央委員会で決定した方針を、支部活動に具体的に生かせるよう、支部会議で話し合います。
・要求実現の活動とは、地域や職場、大学など、自分の周りで困っていることを解決していく活動です。
・党勢拡大とは、日本共産党を支持してくれる人を増やすことです。
・機関紙活動とは、日本共産党の機関紙である「しんぶん赤旗」を広め、購読してくれる人を増やす取り組みのことです。
(4)党の綱領や歴史、科学的社会主義の理論の学習をすることも、支部活動の重要な一環です。
(5)支部の党員同士、連絡をきちんと取り合い、協力し合いましょう。得意不得意を考慮し、自分のできることを無理のない範囲でやりましょう。
(6)職場の支部の所属の党員は、自分が住んでいる地域のことも気にかけ、地域でも活動するようにしましょう。
◆まとめ①――支部とは
日本共産党の組織の最小単位。
党員は、支部を軸において党活動をする。
支部は、居住地域や職場、大学の中でつくることができる。
支部は3人以上いればつくることができる。
支部の任務は、社会的ニーズ(要求)をくみ取り実現していくことを通じて、まわりまわって日本共産党の支持者を増やしていけるように周囲に働きかけること。
支部活動の具体的な内容は、会議の中でみんなで話し合って決める。
◆まとめ②――支部活動の内容
要求実現の活動―身近な困りごとを周りの人と協力しながら解決していく
党勢拡大―日本共産党の支持者を増やす
機関紙活動―日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の購読者を増やす
集団学習―党の綱領や歴史、科学的社会主義の理論をみんなで学び合う
◆まとめ③――支部会議とは
支部に所属する党員が参加する会議。
週1回を原則として定期的に開く。
【支部会議で話し合うこと】
・支部活動の具体的な内容
・党大会や中央委員会で行われる討議のために、支部としての案を出す。
・党大会や中央委員会での決定を、支部活動に生かしていくために何をするかを考える。
◆おわりに
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます!
もっと詳しく知りたい方は、規約を読んでみることをお勧めします。
➡日本共産党規約|党紹介|日本共産党中央委員会
https://www.jcp.or.jp/web_jcp/html/Kiyaku/index.html
記念すべき初めての支部会議の記事も、よかったら読んでいただけると嬉しいです!