個人と企業とファンの話
やっほー、わたあめの妖精わたあめ子です。
個人と企業のイザコザをちらほら見るようになってきて、そういった問題を見るうえでちょっと気をつけてほしいな~って思ったことがあったので書きますね。
Vtuberと企業さんの間でトラブルになったとき、あなたはまず何を思いますか?
推しかわいそう!助けてあげなきゃ!って思いますか?
ファン心理として、大好きな推しを守りたくなったりする気持ちはとってもよくわかる。
でもそこでちょっとだけ待ってほしいんです。
VtuberがSNSなどの公の場でトラブルについて言及した時点で、かなりVtuberの側に有利に事が運んでしまうんですよね。
だって、今「かわいそう!」って思いましたよね。
そういうこと。
Vtuberとファンの間には絆があって、だからこそSOSなんて出された日には信じちゃうでしょ?
Vtuber本人にそういう意図があるにせよ、ないにせよ、ファンはそういう風に動いちゃう。心情として。
その気持ちはとても素晴らしいものだし、Vtuberとファンが素敵な時間を過ごしてきた何よりの証拠ですよね。
だからこそ、Vtuberはその心情を利用するような結果を招いてはいけないとあめ子は思う。
それが意図したものでもそうでなくてもね。
トラブルになるのって、だいたいお仕事の内容だとか、活動の方向性だとか、金銭面とかだと思うんですけど。
特に金銭面についてはね、感情論を出す前に「契約書にはなんて書いてあるの?」って話なのですよ。
一緒にお仕事をしましょうね、ってお話になったときに、どういう取り決めだったんですか?って。
それで、企業さん側が契約不履行なんだったら、わざわざファンを巻き込まないでも安心して法的手段に出られますよね。
「話が違うじゃん!」って思ったときはね、落ち着いて「最初は(もしくは変更があった時点では)どういう話だったのか」を確認する必要がありますよね。
つまり、そういう必要があるので、契約の際にはきちんと電子媒体でもなんでも「文書」をもらわないと困ったことになります。
「契約書」という名前のものはなくても、金銭的なやりとりをこのようにしましょうねという文面を、まっとうな企業さん相手ならどこかでもらうはずなんです。
逆に言えば、そういった契約の内容ってファンは絶対に知らないですよね。
だから、推しが言ってることが正しいかどうかって誰にも判断できないです。
無理やり契約するってことも不可能なので、推しも一度はその契約に同意してお仕事をしてるはず。
気持ちの面でどうしようもなくなっちゃうっていうのは理解できる。
やっぱり生活がカツカツになっていけば人は余裕がなくなるし、この先どうなっちゃうんだろうって不安でいっぱいになるよね。
そういうときに、じゃあファンは絶対自分の味方だから頼りたくなっちゃうっていう、そういう気持ちはわかる。
でもそれはSNSでバーンってやっちゃいけないことだと思うんだよね。
それと、ファンの方たちにもお願いがあります。
そうやって推しがいっぱいいっぱいになっちゃって、つい間違った方向でファンを頼ろうとしてしまったとき。
誰を攻撃することもなく、しばらく見守ってあげてもらえないでしょうか。
いっぱいいっぱいの人の言葉は、状況を正確に伝えられません。
自分の気持ちが大きく乗った言葉を使ってしまいます。
ファンとして言葉をかけるとしたら「落ち着いて、頼れる人がいたら頼ってね。自分はきちんと活動できるようになるのを待っているから」くらいがいいのかなぁ…と思います。
正直、自分が業界人でもなければ法律がわかる人間でもない場合、下手に騒いだら騒いだだけ無駄に炎上させてしまいます。
推しが取り乱してしまったとき、まずは静かに成り行きを見守る…というのが、
推しにとっても業界にとっても、一番ダメージが少ないんじゃないかなって思います。
というわけで。
Vtuberさんに気をつけてほしいこと
・企業さんと関わるときは契約内容を文書でもらう
・おかしいな?と思ったときは、文書と照らし合わせてまずは企業さんとお話をする
・企業さんと自分とのトラブルにファンを巻き込まない
ファンの方にご協力いただきたいこと
・推しが感情的になったときこそ、ぐっと我慢して見守ってください
・推しの代わりに冷静になってあげてください
こちらをみなさんにお願いするとともに、あめ子自身も気をつけていきたいと思います。
人間も妖精もみんな、失敗はありますし気持ちの波、状況の変化はあります。
うまくいかないことはうまくいかないこととして、上手に付き合って対処して、必要なら周りの人たちも適切な形で頼って。
そうやってこの界隈を大事にしていけたらいいなぁってあめ子は思います。
以上、本日のお気持ち表明でした。
ではでは、またね~
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