今こそ語ろう the move のセカンドアルバム 「shazam」
最近ソウルばっかり聴いてまして、ほとんどのロックアルバムが色褪せてしまいました。サーセン!
だがふと聴き直したこのアルバムが恐ろしくよい。
いや、前から好きなんですけどね。
ムーブ第3期のメンバーによるこのアルバム。
新メンバーのリックプライスによる全然グルーヴしてないベースがオルタナ感をだしています。
音響面でもバリバリ素晴らしい音で、ドラムのステレオ感はマジ凄いです。プレイヤーであるベヴベヴァンの、逆回転してるようなスネアの3連ロール、おっしゃれ〜!!!ハッキリ言って
音響系
といっても過言ではないレコードです。
どんだけ彼らが革新的であったかは、ハロースージーのエイメンコーナーバージョンを聴けばよくわかります。
だ、ダサ〜
the moveといえばバーミンガム出身でして、同郷のブラックサバスっぽい謎のリズム感が特徴的。
※ドラムのベヴべヴァンは後年サバスに加入します。
このおどろおどろしいリズムと、サバスとは全然違うオルタナベース、ロイウッドの粘る335、曲はアイドルっぽい爽やかソング。この謎のケミストリーが産む異形のロック。それがshazamであります。
ボーカルのカールウェインがロイウッドの曲を歌うのを嫌がったとかなんとかで、B面はカバーです。
そのおかげか、やぶれかぶれで意味不明なアレンジが引き続き炸裂しています。
なんと6曲しかないこのアルバムがこんなに未来を先取りしてるなんて!
ソウルに勝つにはこの面白アレンジ&面白グルーヴ&めっちゃいい曲のトライアングルしかないのかも?と私は考えております。