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ロックンロール黄金伝説19 carpenters
第19回 「カーペンターズのきれいなブルースの巻」
世界イチ有名なソフトロックバンドであるカーペンターズは、そのイメージからして女子供も安心なポップスとして(知ってるつもり)なんかにでたりするかなりぬるいバンドとして歴史上存在する。(おんなじような存在としてジョンレノンさんがいる)
その原因となるアルバムが(ナウアンドゼン)だ。
このアルバムが代表アルバムとされているのが間違いの元なのだ。
(シング)や(ジャンバラヤ)といった激ヌルナンバーと懐古主義のカバーがそのほとんどで、カーペンターズ中一番ダサいアルバムとして僕の中には存在する。
やはりお勧めは3枚目であろう。
特にA面は全曲ホームランをこれでもかと連発する。
カレンの声は一聴すると非常に無機質だが、その中になにか厭世観というかブルースめいたものが確実にある。
それはその後のスキャンダラスな死を抜きにしてそうなのだ。
何もスリーコードのナンバーだけがブルースでは無い。
リチャードのマイナーナインスコードにのっかるカレンの声はまぎれもなくガラス細工のブルースなのだ。
(22nd.Oct.02)