初投稿 〜癌
思い切ってnoteを始めてみようと思います。
私は30代で癌に罹患しました。大腸がんです。
手術は5月に行い、現在、抗がん剤治療中です。
SNSに何でもいいから何か記録を残そうと思って、Instagramで食事の投稿を始めました。(今だに誰もフォロワーがいません)
ブログもやりたいなとは思っていながら先延ばしにしていました。
けどふと気軽にまずは始めようと思って、始めてみます。
癌に罹患し、自分の経験や向き合っている感情についても書こうか・・何をどう表現すればいいのかわからないほど色々引き出しがあるけど、
まずは癌になった時からのことと日常のことを綴っていこうと思います。
今回は癌になった時の心境を書いてみようと思います。
癌になって私は価値観が変わりました。やっぱり死と直面するのと肉体を通しての苦しさや辛さを体験したからだと思います。
私は癌になった時、周りの先生方からは「癌の見た感じからすると、今までの経験で言うとステージは浅い方で早期発見のうちに入ると思う」とどの先生にも言われていたのもあり、とにかく手術して終わる!と前向きに言い聞かせていました。
手術後の病理検査の結果のステージを聞き、抗がん剤が必要と分かり、絶望の闇に入りました。
自分はどうなってしまうのだろう、死んでしまうのか、なんでこんな怖い辛い体験をするのかな、とにかく怖くて悲しくてショッキングな感情に飲み込まれました。東京で手術をしたため自分一人で東京の主治医から結果を聞き、アパートへの帰宅途中で母親に電話をして「私が今まで人を憎んできたから、バチが当たったのかな・・・」と泣きながら電話をしました。今思い出しても涙が出ます。
それからしばらくの期間はどん底で、毎日泣いて更には過去の嫌なトラウマが強くフラッシュバックしてしまい、闇の中にいる気分でした。
けれどある時から、(副作用がなくなったあたりからか)どうせ病気と向き合うのなら、辛い感情ではなく、明るい感情で向き合えないものか?
何かこの病気を通して良い経験(学び)はできないものか?光の差す道はないのか?
という発想が浮かびました。
怖い感情があるからこそ私はそれを学びという経験に変えたいと思いました。そう思った時点で目の前は少しずつ明るくなって、けれど恐怖でまた落ち込んでというのを繰り返すようになった気がします。
そこからは本を通し前向きになるきっかけを与えてもらいました。
本日はここまで。