司法試験労働法H25答案構成
上が初見の答案構成
下が趣旨等を見て書いたものです
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・良かった点
試用期間かどうかが問題となると気づいた
労契19が問題となると気づいた
広告表示と契約内容の論点に気づいた
労働条件明示義務違反に気づいた(条文は忘れていたけど←労基15Ⅰ)
賞与の放棄に気づいた
ロックアウトの型〇(労働無し→民624Ⅰで原則賃金未発生→536Ⅱ?→ロックアウトの正当性が問題となる)
統制権の型も〇(統制権の法的根拠→処分事由の存在+手続の適正)
・悪かった点
労契19②の該当性を否定してしまった(勤務内容の同一性、更新手続の形骸化があるのに)
2号該当性を否定してしまうと柱書の検討に移れない
募集広告は申込みの誘引に過ぎないから、記載された条件は実際に面接等の交渉を経て決せられるべきものであることを重視すべき
労働条件明示義務違反が損害賠償における「法律上保護される利益」の侵害に当たることを忘れていた
3回ストライキが行われているところ、ロックアウトの対象となったのは3回目のストライキであるが、前2回のストライキについては著しく不当な圧力を受けているかどうかについての考慮事由として使うべき(3回目しか言及しないのはまずい)
ロックアウトの相当性は賃金支払いを免れることで賃金相当額の損害の発生を阻止することが対抗手段として均衡を失してないかという観点から検討すべき
・感想
試用期間かどうかの問題だったはず
試用期間じゃなかったら労契19条の検討するんだよね(試用期間だったら解雇権濫用法理が直接及ぶ)
第2問の設問めっちゃシンプル
ロックアウトしか書くことないけどいいんかな(ロックアウトの論点の中でストライキの正当性の話とかするから分量は多くなる)
組合の統制権の話でもストライキの正当性書くべきなんかな、重複しそうだけど(すべき←満たすべき要件が違うから(ロックアウトの場合は①著しく不当な圧力を受け②均衡回復手段としての相当性で論じるのに対し、組合の統制権では、違法な争議行為への服従義務がないことからくるストライキの違法性の話であり、本件では予告のないストライキの正当性(予測可能性+組合の意図+使用者側の被害を総合考慮→労使間の信義則に反するか)の中で論じる))