司法試験民訴H24答案構成
上が初見の答案構成
下が趣旨等を見て書いたものです

・良かった点
設問1(1)大体良い
補助参加の利益にも言及
参加的効力の主観的範囲には気づいた
①では両負けの可能性があることに気づいた
41Ⅲに気づいた
・悪かった点
処分証書の意味が未だに謎(証明しようとする法律行為が記載されている文書(記載説))
二段の推定の論証貼り忘れ
印章の印影が一段目の推定で意味を持つことに言及していない(補助事実としての意味)
何故弁論主義に違反するのかの説明ができていない(先立つ代理権授与は主張なしに認定してよい?→弁論主義第1テーゼ(非主張事実を基礎にできない)→事実には主要事実が含まれる→主要事実とは法律関係等の発生に直接必要なものとして法律が定める要件に該当する具体的事実→先立つ代理権授与は主要事実(民99)→弁論主義違反)
参加的効力の書き方忘却(補助参加の利益→客観的範囲→主観的範囲)
参加的効力の客観的範囲に気づかず(趣旨:敗訴責任の共同負担→訴訟物の判断+理由中の判断(主文認定に必要な主要事実にかかる認定))
先立つ代理権授与の不存在は表見代理の認定には無関係
同時審判申出共同訴訟が通常共同訴訟の一類型であり、弁論の分離・一部判決以外は通常共同訴訟の規律が及ぶことを忘却
上訴不可分は及ばない(通常共同訴訟→共同訴訟人独立の原則)
上訴による効力を不知(確定遮断効+移審効)
・感想
処分証書未だにわからない(記載された説かよってした説か)
表見代理が認められたこととの関係で参加的効力の客観的範囲を考えないと(要件事実的に→代理行為と顕名は共通だけど、先立つ代理権授与は有権代理のみ)