司法試験商法H24答案構成
上が初見の答案構成
下が趣旨等を見て書いたものです
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・良かった点
360と385に気づいた
要件加重にも気づいた
法令に善管注意義務が含まれることを覚えていた(過去問既出)
独任制に気づいた
業務監査権限にも言及した(381Ⅰ・Ⅱ、382)
否決の議案の取消しの訴えの可否に気づいた(理由付けは忘却)
監査役権利義務者(346Ⅰ)に気づいた
監査役の意見陳述権にも気づいた
裁量棄却にも言及した(結構忘れがち)
・悪かった点
議題に気づいてない(ABCDの再任←取締役4名の選任)
議案により議題を変更してよいのかという話に気づいてない
採決順か得票順かの理由がわかってない(議決権行使者の意思尊重)
仮処分にも言及すべきだった
株主代表訴訟が求められているということに気づかなかった(問われ方に注目する。単に任務懈怠を論じさせたいときは、問題文は「取締役の会社に対する責任を論じよ」となるが、株主代表訴訟を聞きたいときは、「株主は会社法上どのような責任追及をすることができるか」となる。)
株主の第三者性だと思ってしまった
直接取引であることには気づいたものの、任務懈怠の推定があること、免責の余地について忘れていた
公正条件取引義務は428Ⅰの中で問題となる(あくまで任務懈怠が推定されるだけで無過失の余地はあるため、任務がどんな内容なのか明らかにして推定が覆らないかを論じるという流れで書くべきだから)
監査役会の同意がない監査役選任議案の提出が法令違反であることに気づいていない
・感想
株主総会での手続系にめちゃくちゃ弱い
特に議題とか議案とか
基本書ちゃんと読もう
株主代表訴訟だったかぁ
会社倒産してるなら423Ⅰやってもしょうがなくねとか思ってしまった
Aは「株主」だからいいとしてFはどの資格で責任追及するんだろうって思ってしまった(事実7までを前提にするんだからまだ解任されていない)