司法試験労働法H24答案構成

上が初見の答案構成
下が趣旨等を見て書いたものです

・良かった点
 年休の取得が有効か?から検討できたのはよい
 懲戒もよい
 賞与不支給もよい
 不当労働行為の書き方はよい
 ビラ配布が組合活動として正当かを「正当な行為」の中で論じられた
 脱退勧奨に気づいた(主体が問題となることも)
 差止訴訟に気づいた
・悪かった点
 調整的相殺の話ではない(年休が有効に取得できていないなら働かないと賃金請求権が発生しない)
 賞与の支給要件との関係では欠勤日が無効な年休分の10日で、賞与の算定額との関係では欠勤日が育休と無効な年休分の53日となることを明示できなかった
 具体的な救済案が出せなかった(降格の不利益取扱い→原職復帰命令+バックペイ、団交拒否→応諾命令+地位確認、支配介入→ポストノーティス命令+損害賠償)
 企業施設利用の組合活動の論証を出せなかった
 降格人事が不利益取扱いの他に支配介入も成立すると指摘できなかった
 団交拒否を拒否事由ごとに分けて検討できなかった(降格人事とベースアップ)
 ビラ回収が支配介入に当たりうることに気づかなかった(問題となる行為と思いすらしなかった)
 差止訴訟に気づいたのに被侵害権利を具体的に特定しなかったうえ仮処分を忘れた(被侵害利益は経営権(憲22Ⅰ)で被保全権利は差止請求権)
・感想
 育休の話は毎回何となくしかわかってない(育介法10条の「不利益な取扱い」に当たるかで判断)
 年休の書き方忘れちゃった(発生要件検討(労基39Ⅰ・Ⅱ)→時季指定権の話→変更権の行使の可否(「事業の正常な運営を妨げる場合」の解釈))
 懲戒も何回かやってたら思い出してきた
 解雇も
 脱退勧奨は過去問にあった気がする(H18第2問にあった)
 ビラ配布確か予備で出てたな
 救済の内容毎回全然自信ないな~
 差止以外に何も思いつかないけどなんかあるのかな 


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