司法試験民法プレテスト答案構成

上が初見の答案構成
下が趣旨等を見て書いたものです

・良かった点
 間接損害を(a)(b)(c)で分けずまとめている
 709→715の流れはよい
 最初に相続を書いているのもよい
・悪かった点
 全部不法行為でいくのはセンスがない
 約定債権→法定債権の順に検討できていない
 (a)(b)(c)の事案の違いをよく考えなかった
 (a)普通預金口座開設(代理権の範囲内)→(b)特別の外資預金(代理権の範囲外)→(c)AB間消費貸借(代理行為ですらない)という差異に沿って法律構成をすべき
 取引的不法行為について外形標準説をとるなら相手方の悪意重過失についても構成で書くべき(「事業の執行について」の中で←過失相殺ではない)
・感想
 
要件事実から考えやすい問題だった。
 それだけに代理に気づけなかったのはまずそう。
 まずは約定債権が何かしら成立しないか、から考える癖をつける。論点に飛びついてもいいけど検討順序を守るようにする。
 代理権を授与した、印鑑を与えたみたいな典型文がないと気づけないのではお話にならない。
 3者出てきたら代理を疑おう。契約の名義が誰なのかに着目。
 715に気を取られすぎたが、代位責任であること、間接損害が因果関係で問題となることに気づけたのはよかった。
 口述対策で要件事実をたくさんやったことで答案の型が以前より鮮明に見えるようになって嬉しい。苦痛だった民法が少し楽しかった。


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