司法試験商法H23答案構成
上が初見の答案構成
下が趣旨等を見て書いたものです
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・良かった点
手続違反と財源規制違反に分けられた
有利発行であることに気づいた
・悪かった点
甲とBの関係では甲の原状回復義務は時価相当額と解すべき(時価より25%高く買い取ってBは25%の利益を上げたけど、その後に甲が処分したことで現物返還が不可能となった場合に、現物返還なら時価相当額の価値ある株式が返還されるのに利益返還になった途端処分価格となるのでは公平を欠く)
無効主張権者の話を忘れた
831Ⅰ③違反ではない(乙の議決権行使は特別利害関係株主による議決権行使には当たるが、「不当な決議」が成立していない)
314違反を落とした
特別決議を欠く募集株式発行は有効であることを忘れていた(組織再編のときは株主総会決議がないことが無効事由になることと混同していた)
462Ⅰも過失責任だった
手続規制違反があるのだから任務懈怠あるじゃん
損害は処分価格と取得価格の差額であって時価との差額ではない(時価との差額だとすると処分価格が低い場合に不合理)
株式発行の際の損害の考え方が身についてない(経済的出捐がなければ損害はないでしょう)
・感想
自己株式に関するめちゃくちゃいい問題
また解きたい
これ解いてたら予備も楽だったかも
法律関係を論じるときには権利義務関係と主張適格が問題になりうる?