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部活動の地域展開について

 令和8年から、休日の部活動を地域展開にすることがスポーツ庁と文化庁から発表させている。現在の令和6年は、令和5年4月~令和7年3月までの休日の段階的な地域移行期間に設定されている。そして、令和3年4月から始まった「地域部活動推進事業」が新設され、全国の拠点校が実証実践を行った。その実践では、地域部活動の運営団体の確保、地域人材の研修、平日・休日の一貫指導のための連携・協力体制の構築、費用負担の在り方の整理などの課題があがった。最近では、地域人材の確保やマッチングをアプリを使って仕組みの構築を図るなどの成果も上がっている。ただ、まだまだ地域展開へは道半ばといったところが多いのではないと感じている。
 自分の学校では、民間スポーツ事業者やスポーツ協会、競技団体へ新入生の受け入れのお願いと来年度からの募集停止を行い、可能な競技から地域展開が進んでいる。また、教員が兼職兼業を行い地域人材として、指導している競技もある。スポーツ協会との話し合いの中では、学校での受け入れを停止することで中学校で新規に競技をしようとする生徒が減るのではないかという心配や学校外での活動が多くなるため送迎などで保護者の協力が必要なこと、指導に対する手当や運営費などのコストの捻出先などがあがった。
 学びたいことが多岐に多様になりつつある現在では、学校のカリキュラムを見直し、個人で学ぶ時間を確保していくことも議論していかないといけないと思う。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

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