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少子化時代の手厚い子育て
今日、少子化が進んでいる。国立社会保障・人口研究所も「出生動向基本調査」によると、1940年においては、夫婦1組の完結出生児数は4.72人であった。しかし、2021年の調査では1.90人にまで減少している。しかし、総務省統計局の「社会生活基本調査」から小さい子どもの養育に親が年々より多くの時間を割くようになっていていることが分かる。子どもたちはかつてないほどに手厚く育てられているようだ。
最近の保護者は、失敗をさせないように安全なレールを引いて、そのレールの上で子ども達は成功体験を積み重ねている傾向があるように思う。また、あまり叱ることもなく、大事に甘やかして育ってきている子ども達が多いように感じる。それは、我が子を大事にしていることなので、喜ばしいことだと思う。一方で、子ども達にもっと失敗させて失敗から学ぶということも身に付けさせないといけないとも思う。ケガをして危険性を知ったり、友達との関わりの失敗から人間関係について学ぶこともあると思う。学校も同じことが当てはまる。対人トラブルや保護者への説明責任などの心配はあると思うが、もっと、子ども達に任せてもいいと思う。そんな保護者の理解が深まれば、先生方ももっと肩の力を抜いて働くことができるし、それが結果的に生徒自身のためになると考える。
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