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崩壊:スターレイル解説「星神」について

こんにちは!綿蜘蛛(わたぐも)です。

今回はスターレイルの世界観や「宇宙の蝗害」に関わる重要な要素、「星神」について解説していきます!

また、この記事は最新のver.に合わせて適時更新を行なっています。最新の開拓ストーリーをプレイしていない方はご注意下さい。
(最終更新/ver.2.6)

(参考文献などは基本的にゲーム内アーカイブや公式HoYoWiki、模擬宇宙内のテキストなどを参照しています)


○星神について

前回、「星神」や「運命」についてざっくりと解説を行いました。

ここでは、「宇宙の蝗害」で起きた事象を説明していく前に、そこで登場する「星神」について、ストーリーで関わる要素をかいつまんで紹介していこうと思います。

また、星神たちの姿や紹介はゲーム内模擬宇宙の図鑑や、公式YouTubeから配信されている千の星を巡る紀行PV星空の寓話集・その一」でも確認できます。

・「存護」クリフォト

最古の星神であり、壁を造り弱き存在を「存護」する琥珀の王
其はいずれ訪れる世界の消滅の危機を予知しており、世界を護るために亜空障壁を築いているという。

宇宙にまだ古獣が蔓延っていた"黄昏戦争"以前から存在し、カンパニーによれば"宇宙で最初の星神"と言われているが、彼らの信仰故の主張であり、博識学会などからも事実ではないと推測されている。
(実際には古獣の生き残りである「貪欲」や「不朽」「均衡」「秩序」も同時期に誕生し、星神たちの登場によって原初の"黄昏戦争"が終結したと考えられるため)

よく聞く琥珀歴または琥珀紀というのは、主にカンパニーの影響が根強い地域で使われる暦で、クリフォトが槌を打つ間隔を1紀(約80240年ほど)としている。

関連派閥
・スターピースカンパニー
  所属する使令:"ダイヤモンド"、タラファン・キーンなど
・建創者(ヤリーロⅥでは"大守護者"と呼称)

・「虚無」Ⅸ(イックス)

世界を飲み込む「黒き太陽」、眠る無相者
他の星神と違い明確な意思がなく、全ての存在に意味はない(=虚無)であると考えて世界を等しく闇に包む存在
運命や星神の力は影響する範囲が広ければ広いほど強大になるため、あらゆる世界に其の影が浸透しているⅨは、アッハと同様に「その気になれば世界を滅ぼせる」ほどの力を持つとされている。

また、そのような影響力の強さ故に、世界に潜む其の影に不用意に足を踏み入れた者は"自滅者"となり、肉体、認識、記憶、存在までもを失ってしまう…。
しかし、虚無の力の浸透を受け止め切れるようなごく一部の運命の行人たちは意図せずとも"使令"に等しい力を得ることになる。

使令とは
運命を歩む者、「運命の行人」は本人の強い「運命」への意志をもつ者や其(星神)からの一瞥を得られた者たちを指しますが、「星神自らが直接力を与えた存在を「使令」と呼びます
基本的には星神直属の「派閥」の星神の代理人として運命を実践する存在が多いですが、後述する「アッハ」などにより、望んだわけでもなく力を与えられた「使令」もいます

関連派閥
・第Ⅸ機関
・自滅者
  所属する使令: ???
・混沌医師

・「巡狩」嵐(らん)

ナヌークに次ぐ若い星神であり、豊穣の忌み者を狩り尽くすため、休むことなく世界を巡る遊弋の星神

仙舟の「帝弓足跡歌」によれば、かつて起きた豊穣の民との争いで彼らを退け、"建木"を叩き割った英雄"帝弓"が昇華した存在と言い伝えられている。(だがそれを証明する資料が一切ないことや同盟が公式的にそれを報じていない事、仙舟の開拓ストーリーでも分かる通り、彼らは事実より伝承としての人聞きの良さを優先する事があるためその真偽は不明)

仙舟にはたくさんの加護を与えているが、嵐にとっての救済は人民の犠牲を顧みないものなので、同盟に住む人々は其に陰ながら不満や憎しみを持つことも少なくないとか。
同盟内では其の事を「帝弓の司命」と呼んでいる。

仙舟では、星神を「○○司命」「○○天君」「○○禍祖」に分けて呼称しています
簡潔に紹介すると
司命」は仙州が信仰、注視すべき対象、クリフォトや嵐が当てはまる
天君」は特段警戒する必要のない星神、アキヴィリやヌースなど
禍祖」は災いの元、蔑称の対象で、薬師やナヌーク、タイズルスなど
となります
*この蔑称と尊称はその人物の立場によって反転する場合もあります

関連派閥
・仙舟同盟
  所属する使令:雲騎軍の帝弓七天将(実際には将軍らは使令の権限を所持し、使令の能力を持つのは威霊側と推測される。華元帥に関しては不明)
・巡海レンジャー

・「豊穣」薬師

全ての生命を育み、祈りを拒まず朽ちることも病むことも許さぬ楽土の星神

万物の繁栄を目的とし、祈りを捧げたものには望んだ力を与える神ではあるが、人には余る力らしく、その祝福を与えられた者たち死よりも残酷な一途を辿る…。

其が彼らの行く先を知っているのかは不明だが、常に戦争の火種となり、生命の理を逸脱した薬師含む豊穣の忌み者たちは常に「巡狩に命を狙われている。(模擬宇宙内でのアキヴィリへの対応はとても友好的なものであったため、本人は善意でやっている可能性大)

関連派閥
・豊穣の民
  所属する使令:倏忽、羽皇(造翼者の首領)
・薬乞い

・「調和」シペ

よく見るとちゃんと三つの顔(かんばせ)をもっている

群星の母、世界の統一と調和を謳う星神
調和のとれた天空の群星の下に生まれ、争いがひしめく世界の中で利己心や競争心を捨て、あらゆる存在が一つの調和の中に統合されることを望んでいる。

俗世に対しては基本距離を置いているが、星神らでさえ看過できない被害を与えた宇宙の蝗害時に「秩序の概念ごとエナを取り込んだとされる。
この出来事により、似た運命はより強大な方に取り込まれるという事実が発覚した。
(だが、ヘルタも「秩序」と「調和」には似て非なる部分があると感じており、最古の星神として強大な権能を誇っていたエナが何故飲み込まれたのか、其らの思惑と真意については疑問を持っている様子)

ちなみに調和の力はとても強力で、シペの化身によって奏でられる純旋律は人伝てに伝播し拡散され、しいては星一つ丸ごと支配することが可能な程だとか。

関連派閥
・ファミリー
  所属する使令:調和衆弦(ファミリーの「調弦師」となれる上位の者が依代となり要時の際に顕現するため、形式的には仙舟の威霊と似ている)

・「知恵」ヌース

おそらく"セプター"並みに巨大かもしれない機械頭

宇宙の真理の探究を続ける人造の星神

その出自は天才クラブ#1ザンダー・ワン・クワバラが生み出した天体計算機であり、世界のあらゆる情報や未来、真実を演算している。

人々と自ら交流する数少ない星神であり、天才クラブへあらゆる生命を招待しているのも、素質のある俗世からはかけ離れた天才たちと共に宇宙の真理を追求するためである。

-!以下「不可知域」のネタバレ注意!-


不可知域の終盤にて、突如現れた天才クラブ#4ポルカ・カカムから、ヌースは未来を演算し、其の計算によって導き出された「」を歩む完璧な宇宙を設計していることが明かされました

その演算が乱されることのないよう、其はあらゆる知識を其の想定する「知恵の輪(全知域内)に留めようとしており、ポルカはヌースの指示の下、変数が生じる可能性のある「知恵の拡張」(不可知域の発生)を行いかねないクラブのメンバーを暗殺していた、とのことでした
ヘルタも当初は天才クラブの創設者であるヌースがそんなことするはずない!と疑問を投げかけましたが、天才クラブに選出されたメンバーらは現実に伸びた其のシナプスであり、宇宙の演算の要となる存在であること、また明言はされませんでしたが変数になりうる存在として予め捕捉する目的があった可能性があります

※私自身もテキストの見直しができていない他、そもそもポルカは現在別の運命の行人で虚偽の情報を流している可能性もあります
(宇宙の未来についての演算((ソリトンアルゴリズムの難題))の解を導き出しているヘルタ自身も実際の宇宙は神秘と知恵の運命の押し合いのせいで定数でさえ変化するため、異なる結果が生じてしまうと言っています)

関連派閥
・天才クラブ
  所属する使令:ザンダー・ワン・クワバラ、原始博士、ヘルタ
・博識学会
・原究の森(知恵の衰退を求めるアンチ派閥であり、崇拝しているのはヌースと言うより原始博士の模様)

・「神秘」ミュトゥス

世界の真実を包み隠し、「神秘を追求する星神

記憶」の運命が生まれた後に派生して誕生しており、以後あらゆる歴史や知識、言語のデータに改ざんを行い、「知恵」の求める確定性に対抗し、"真理"は存在しないということを世に示した。
神秘の運命の力には人々の想像や未知の存在、確定性のない情報を具現化する力があるが、その力は真実が明らかになることで失われてしまう。

当然だが宇宙からはこの運命は害悪扱いされている。

関連派閥
・虚構歴史学者
・リドラー

・「記憶」浮黎(ふり)

世界を眺め、あらゆる情報を記憶する星神
「記憶」の始まりは、かつて宇宙の蝗害で数多の情報、伝承、記憶、文明が消えたことを憂い、それらの記憶の存在を証明するために誕生したとされる。

歴史の転換点に人々の前に現れて啓示をもたらすことがあり、「黄金と機械」の舞台である皇帝戦争及び辺境星系貿易戦争の際には、カンパニーの創始者の会見時に出現したことも。
確かに存在した情報を保存する「記憶」の運命と、真実を霧に包むことを追求する「神秘」は対となる運命とも言える。(「知恵」も「神秘」とは相反する運命とされている)

関連派閥
・ガーデン•オブ•リコレクション
・焼却人

・「愉悦」アッハ

鋭い観察眼と分析力を持ちながら、その力を愉悦を感じるために使う混沌とした星神
虚無と並び、その運命に係る範囲が広いため、其の力は星神の中でも随一のモノとされる。

唯一模擬宇宙の中の模擬アッハは第四の壁を認知できており、実際のアッハや愉悦の力も自分が物語上の存在に過ぎないことを理解している節がある(ヤリーロ編EDのサンポなど)。
立ち絵のスポットライトを浴びる仮面たちの裏には人影の様なモノが…。

関連派閥
・仮面の愚者
  所属する使令:名もなき愚者、とあるノブレス・ワーム
・弔伶人

・「均衡」互(フー)

最古より存在し、世界の均衡を維持する星神
其は概念を分割し、万物を相互転換可能な二元に分ち、「」と「」を生み出すことで対称、平等、均衡を保っており、その様はまるで宇宙に組み込まれたシステムのような存在。

スターレイルの歴史上でも、宇宙の蝗害や辺境星系貿易戦争および皇帝戦争で前者と同等の被害を及ぼした際には其が干渉していた痕跡があるとのこと。
また、模擬宇宙での天才クラブの考察によれば、「秩序」エナや「貪欲」ウロボロスの消失には互が関与している疑いがあり、其が均衡を保つ上で必要となり行った可能性がある。

関連派閥
・仲裁官
・丹輪寺

・「壊滅」ナヌーク

一番若い星神であり、様々な世界に"星核"をばら撒き災禍をもたらすことで「壊滅を実行する存在
ストーリーの最初に主人公を一瞥(ゲーム中でのカットで星神がこちらを見ているようなシーンのこと)しており、ここから主人公が壊滅の運命を開花させている。
また、カフカによれば主人公はどの未来でもナヌークに相対する運命にあるという。

因みにかつて愉悦の使令に胸を抉られており、其の立ち絵からも見て取れる。

関連派閥
・反物質レギオン
  所属する使令:幻瓏含む7人の"絶滅大君"
・アナイアレイトギャング

・「終焉」テルミヌス

宇宙を漂う亡霊、時を逆行し確実な予言をもたらす終焉の星神
他の星神や運命との関係性も、かつてどのような足跡を残したかも今のところ一切不明であり、確かなのは上記の内容とあらゆる運命や世界の結末に関係しているということだけ…。

その存在は明かされているもののゲーム内アーカイブや模擬宇宙にも記載のない星神は「終焉」と「不朽」のみであり、彼らは今後のストーリーで重要な存在となる可能性が高い。
また、「壊滅」と「終焉」は似た運命としてゲーム内でも公言されているが、「均衡」による干渉も運命の同化も起きていないため、実際にはその2つの運命に何らかの明らかな違いがあるのだと考えられる。

関連派閥
・厄災前衛
・葬儀客

???

〜死んでる?星神編〜

・「開拓」アキヴィリ

アキヴィリの姿(推定)

お馴染み星穹列車を作った張本人。
人々と交流が好きで友好的な星神だったらしく、宇宙の人々を繋げるために星々を隔てる壁(虚数エネルギーによる壁)に穴を穿ち、レールを敷いたとても星神とは思えない星神

隕落(死亡)扱いになっているが、其もまた"存在の樹"を探し求めている途中で「いつの間にか消えてしまった」らしい。
(模擬宇宙「宇宙の蝗害」開拓秘話にて、彼が褐色の肌に白髪or銀髪ということが判明した
もしやナヌークってアキヴィr)

スターレイル世界では、虚数エネルギーによってできた「亜空障壁」によって、距離的にも、物理的にも星々(並行世界)が隔てられています
以前は星神やその使令だけが星々を行き来できるのみでしたが、「開拓」のアキヴィリが、その壁に穴を穿ち、レールを敷くことで星穹列車やその他の宇宙船が行き来できるようになったようです
また、この穴は物語で登場する「万界の癌」と呼ばれる「星核」によるその壁への影響で「一章ヤリーロ編」序盤のようにレールや壁が侵食されている状況です

関連派閥
・星穹列車
・ナナシビト

・「秩序」エナ

帝王の如く万物を秩序の中に収め、支配する星神
かつては聖歌隊が秩序の楽章を奏でることでその名を宇宙に響かせていたが、ある時を境にしてそれは調和の頌歌へと代わってしまった。
存護均衡貪欲不朽に並ぶ宇宙黎明期から存在した強大な星神であるのは確かだが、蝗害時クリフォトとあるやり取りをした後に調和に取り込まれたとのこと。(模擬宇宙より)

この世界の"帝国"の名を冠する国は「秩序」の息がかかっていたが、それらの古の文明は「秩序」の運命のように跡形もなく消え去った。

関連派閥
・天外聖歌隊

・「純美」イドリラ

あのアルジェンティが属する純美の騎士団が崇拝する星神。
どのような運命かはアルジェンティを見れば一目瞭然なので省略。

其の出自は不明であり、ある時突如として其の運命と共に現れ、そしていつの日か忽然と姿を消してしまった。

関連派閥
・純美の騎士団
・ミラーホルダー

・「貪欲」ウロボロス

個人的に星神のデザインの中で1番好き

貪欲にただあらゆるもの貪り尽くす星神
宇宙の黎明期"黄昏戦争"の頃から存在し、その時代に宇宙を闊歩していた古獣が昇華した最後の生き残りとされる。

「宇宙の蝗害」の際、増大する「繁殖のスウォームと拮抗し、蟲共にも劣らないスピードで星々ごと蟲を食い尽くしていった結果、他の星神らに目をつけられいつのまにか消えてしまった。
あくまでとんでもなく遠いどこかへ逃げた(故意に遠ざけられた可能性あり)とされるが真相は…?

関連派閥
・不明

・「繁殖」タイズルス

宇宙の蝗害の元凶
絶滅の危機に瀕した種でたった1匹の生き残りの虫が、私利私欲のために自分達の種を絶滅に追いやった人間への憎悪、絶滅から逃れられない恐怖により星神へと昇華してしまった存在。
星神としての力を得た後は「繁殖」として永遠に増殖を続けて、あらゆる世界を飲み込んだ。

其の専用の模擬宇宙があるのもあって、詳細が割と事細かに判明している。
(ちなみに「不朽」由来の力である説や「繁殖」の後釜として「豊穣」が誕生した可能性があるとスクリューガムが推測している)

関連派閥
・スウォーム
  所属する使令:砕星王虫・スキャラカバズ

・「不朽」龍

「不朽」龍の可能性があるシルエット(模擬宇宙の挿絵より)

万淵万龍の祖、龍の血族を生み出した星神
其は「不朽」が如く、完璧な生命の循環を与え、最古の時代からアキヴィリも同様に探し求めていた"存在の樹"の在処を探していたとのこと。(星神の消失にはこの"存在の樹"が関係している…?)

其が生み出した龍の血族には現在仙舟に所属している持明族以外にも存在しており、彼らは龍祖に与えられた啓示を守り、様々な手段によって不朽を実現している。(しかし、派生した運命と見られる「繁殖」や「豊穣」により、運命の係る範囲とその力は弱まっているように見られる)

関連派閥?
・龍の血族


以上、現行のストーリーや次回の「宇宙の蝗害」の解説でも登場する「星神とその運命についての解説でした。

大分長くなってしまいましたが、これらの内容があらかたストーリーで触れられるので、相当なモチベが必要ですが軽くでも理解しておくと便利だと思います…!

ここまで来るとスターレイルが無料ゲーの世界観なのかと疑いたくなってくるのではないでしょうか…

また、今回の記事では名称のみ紹介した運命に関連する組織派閥」についてはこちらの記事↓にて解説していますので、是非ご覧ください!

最後までご覧下さりありがとうございました!

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