看護師 特定行為研修
自己学習したほうがモチベーションが上がるし、なんでもチャレンジかな。
そう思って、放送大学を調べてみた。
特定行為共通分野の勉強ができるらしいが、高い。
軽い感じで、生涯学習のノリで考えていたのだけど、半年に一回入学料を払って、授業料も払う……これではモチベーションが長続きしない。短期で集中して勉強するならいいけど、いまある仕事をきっちりするほうが身のため。高い受講料払っても、特定行為ができるようになるわけでもないし、活かす場もなければ、正直なところやりたいわけでもない。
特定行為の研修を終えた看護師が制度開始後2年間で700人超とか。年間10000人要請して10年で10万人必要とか言ってた。
ぜんぜんダメじゃねーか。
どんな想定をすればそんなことになるのか。予想が甘すぎるとしか思えない。
しかし臨床の立場で、医師がいるのに特定看護師に頼むような場面がそうそうあるとは思えない。そんな急を要する場面あるかね? 電話で済むことないか? 自分は困ったことない。
それよりも主治医の診断と、特定看護師の意見が違う場合の方が現場は混乱すると思いますがね。
特定行為をする看護師は、ふつうの看護師以上に医師との連携を強めなければいけない。医師とのもめごとを嫌う看護師にそんなことできるのかね。嫌なことや気を使わなければならないことメチャクチャありそう。
それは一看護師で働くのとはストレスのかかりかたがハンパでないと想像する。
主治医との関係だけではなくて、病院や診療所での仕組みはそれぞれに違う。
検査部や外来や事務方との調整、医療品や患者層やベッドコントロールなど多岐にわたる組織独特の慣例を含めた判断が必要になってくる。
あれ?
そう考えると、師長職や主任職などの管理職が、医師がいないときに急を要する場面で、判断してくれるのがいちばんありがたい気がする。今だってそういう場面はあるわけで。
それだったら、医師との感情的なトラブルにも管理職として対応してもらえる。主治医はプライド持って診療にあたってるから、看護師にごちゃごちゃ言われるのいちばん嫌うでしょ。
思い出して、いやーな気持ちになったり、うんうん同意する看護師は多いと思いますけど。そういうときに矢面に立ってくれる管理職が、特定行為にあたるのが一番適任な気がするな。特定行為をする看護師と一般の看護師のあいだに溝ができるようなことは、やめといたほうがいいと思う。
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