【不妊治療】9w0d 稽留流産と診断
※流産したときの気持ちを書いていますので、読まれる方はご注意ください。
切迫流産と診断され、合計2週間自宅で安静に過ごすことになった初めての妊娠生活。安静の最終日に産婦人科を受診した。前回の診察で不妊治療のクリニックは卒業になっていたので、産婦人科で診察をしてもらい、問題なければ分娩予約や母子手帳の受け取りをしようと思っていた。
いつも通りつわりはあったし、自宅で過ごすようになってから出血はなくなっていた。
診察前の問診で院長先生にこれまでの経過を説明し、2回の出血で2週間の自宅安静って、○○先生(不妊治療のクリニックの先生)は慎重だね、とりあえず見てみましょうか、予定日も決めちゃいましょうと言われたりして、いつもどおり内診が終わるものだと思っていた。
経膣エコーをして、モニターを見てすぐにわかった。前回まではあんなに元気に動いてた心拍が全く見えない。ぴくりともしていない。先生が画面に色を付けてくれた。青色の部分が血液がある部分だったんだけど、血腫が青く表示されるだけで、胎芽の中はモノクロのままだった。血液が通っていない。
診察室に戻って先生の話を聞いた。前回から1センチ以上成長しており、昨日か、もしくはまさに今朝心拍が止まったのではないかと考えられるとのことだった。ついさっきまで元気に動いていたかもしれない命。
初期流産は確率的によくあることだというのは理解していたし、だからこそこれまであまり喜びすぎないように、愛着を持ちすぎないように、流産する可能性もあるということを念頭に動いてきたつもりだったけど、先生の説明を聞きながら泣くのを止められなかった。
心拍を確認して、胎芽がどんどん大きくなって、頭とお尻がわかるようになってから、自分の中にある小さい命を生き物だと認識し、かわいいと思っていたんだと思う。だから泣くのを止められなかった。
悲しく思う気持ちもある一方で、頭の違う部分では仕事の休みの算段とか上司への報告について考えていた。唯一の救いはチームメンバーに妊娠を伝えていなかったことだ。もし流産の報告をして回らないといけないとしたら辛すぎる。
先生からは流産手術の説明があった。手術をするのは恐ろしかったけど、自然排出で突然大量出血するのはもっと恐ろしかったので、流産手術を受けることにした。手術は2日後。それまでに気持ちの整理ができるだろうか。まだつわりだってあるのに。
お会計の時に涙は一度止まったけど、帰り道に普段デートで手を繋いだりしてこない夫がそっと私の右手を握ってくれて再度号泣してしまった。同時にこの人と結婚してよかったな、と思った。
その日は帰ってお寿司を食べた。
noteで稽留流産の記事をたくさん調べてしまって、たくさん泣いた。無事出産した人の記事も見て、よかったね〜と思ってまた泣いた。
1日のうちになんだか大丈夫な時間と急に涙が出る時間が交互にきて、寝る前に涙が溢れたりもした。夫はがそっと抱き寄せてくれて、私は夫のパジャマをびしょびしょにした。
手術のときの話は、気持ちの整理ができたら書くかも。それまでは全然関係ないことを書いて気持ちを紛らわせたい。
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