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なぜ夫婦関係のことを書くのか|夫婦について その1

夫婦のことを書きたいと思う最大の理由は、夫が一番身近にいる他人であり、私を映す鏡であると思うから。



夫とは付き合い始めて1年半で結婚した。出会いなどは今後もし機会やニーズ(笑)があれば書いてみたいと思う。

結婚前に何度か夫の両親に会う機会があったが、『よその家庭』を知る機会が当時すでに貴重であり、小学校時代に友人の家に遊びに行った以来のカルチャーショックを味わった。

なかでも一番驚いたのは、夫の家族は全員よく話す、ということだった。


夫もかなり多弁でエネルギッシュな人だと感じていた。付き合っている当時から私が家でトイレに行くときも、話が途中だと後ろをついてきてドア越しに話し続けるほどである。1つの話題に関してもかなりたくさん話す。
LINEで例えると、夫からは長い吹き出しが連発され、私が途中でスタンプや『へー!そうなんだ!』レベルの短さの吹き出しを挟み込んでいるような感じである。
そして話を聞いているうちに、忘れっぽい私は自分が何を話したかったのか忘れてしまう。ひどいときは『話したい』という気持ちすら忘れてしまうのだった。(なので、2人で話すときは私が話題を思いついたときに挙手をして、話したいトピックだけ共有しておき、夫の話が終わった後にトピックが何だったか教えてもらうことになった)


友人たちの話を聞いたり、スポーツ少年団で知り合う家庭の様子を垣間見たりする中で、私の実家も家庭内の会話が多い方だと思っていたのだが、夫の実家はすごかった。
絶え間なく、本当に絶え間なく誰かが話す。それを受けてまた別の誰かが話す。話す速さもまあまあ速い。どう聞いてどう理解しているのか私には想像もつかなかった。ただただ、言葉たちが私を通り抜けていった。
夫の両親と夫、3人いれば1人はおとなしい人がいてもおかしくないと思うのだが、そんなこともない。(ちなみに夫には姉もいるが、姉も例外ではないとのちに知ることになる)

ある時夫の実家で食事をごちそうになった際、食事中も同じように常に会話が飛び交っていることに驚いた。そして、気づくと私以外の3人がいつの間にか食事を完食していたのだ。話しながら食事も食べられるとは、しかもマナーも悪くなくおいしそうに食べられるとは、本物だ!と思った。

夫の父が言った。
「うちはね、家族のネタは話していいことになってるからね。多少の失敗も時間が経てば笑い話になるから。きゃろらいんちゃんも結婚して家族になれば、ネタとして話していいし話されることになるからね、わっはっは!」

そうして、夫の子ども時代の話や夫の両親の学生時代の話などでたくさん笑わせてくれたのだ。もちろん夫も同様の考えのようで、隣で頷いていた。


当時は、「結婚したら自分の話もされちゃうのか、ちょっと怖いかも」と恐れ、忘れられないエピソードになった。
でも、あれから10年以上経った今では、大手を振って夫の話を書いてみようではないかと思っている。

なんせ夫の『両親公認』なのだから!!


まだまだnoteを始めたばかり。
夫にバレる日は来るのだろうか…!!

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