[アメリカ学部留学] 1学期目の授業レビュー 1of4
こんにちは。今回は、留学の1学期目が正式に終了したということで、履修した講座の振り返りを至って真面目に行うシリーズの第1弾です。この留学が終わると直ぐに報告書を書かないといけないので、それを書く際に楽になるようにいっそここに書いておこうということです。早速批判するようで良くないですが、恐らく留学したほとんどの方が留学が終わってしばらくしてから期限に迫られてちょっと手を抜いて書いているか、めんどくさいが故に結構な情報を捨象しています。それか単に情報の非対称性を認識していないだけの可能性もあります。私は読んでくださるかはともかくとして、とりあえず書けるだけの情報は書いておきたい所存です。誰かがその情報を基に比較検討をしてくれるわけもあるのでね。まずは、評価の基準から整理していきます。私が日本で所属している大学は、良い順にA, B, C, D, F(fail)という評価方式で、それぞれに対してGPAは4,3,2,1,0が対応します。今の留学先では、上限がAなことは変わりませんが、A, A-, B+, B, B-,…というようにAとFを除く全ての評価に+も-も存在します。+は+0.333点、-は-0.333点がベースの点に付与されます。例えば、B+であれば、3.333点、B-であれば、2.667点の扱いです。また、このシリーズでは現時点の予想成績も公表します。その理由は単純で、以下の記述を批判的に読んでいただきたいからです。もしB-の科目の講評を書いているとしたら、15%近くポイントを落としていた人間が書いた講評であり、それには何かの原因があります。(授業へのモチベーション、受講生が事前に期待されている学力以下、課題の落ち度, 等)個人がほぼ特定されうる要素を除いてできるだけ多くの情報を出したいと思っているので、是非最後までご覧ください。
それでは、第1弾のスタートです。
この記事では、ESLの英語について紹介したいと思います。評価はA。(確定)
概要は、ライティングとリーディングが中心の講座で、週に3回あります。そのうちの2回は、1時間55分、残り1回は50分で5単位が与えられる講座でした。まず、なぜこの講座を選択したかというと、私のTOEFLの点数が低くて、発音の授業かこちらの授業を強制的に履修する必要があったからです。端的に言えば、英語が雑魚だったからです。恥ずかしながら、私にはTOEFLが難しすぎてこの講座を免除するための得点を出すモチベーションと学力が存在せず、留学の1年前に1カ月だけ勉強して出たスコアから全く受験をせず、そのままこちらに来てしまいました。
肝心の講座内容そのものですが、私はこの授業の履修は私にとっては少なからずプラスだったと思います。以前に、初めて読んだ洋書から思ったことを整理した投稿を行いましたが、この講座で課されていた課題です。どの点でプラスだったかというと、①英語圏の大学で標準的に求められるライティングのお作法を一通り学べたこと、②100%の出来の予習を諦めること、③大量の文を読み書きすることに対する抵抗が減ったことにあります。
①について。私は留学前はライティングの土台なんてほぼないに等しく、基本的にIntro→Body1→Body2→Conclusionでいかなるトピックに対しても展開する猿でしたが、その構成の型を理解することだけではなく、一貫性を持たせる方法やMLAフォーマットでの剽窃を避けるためのWork Cited(文末の引用文献のリスト)の書き方などを学びました。これは、将来英語で期末レポート、論文等を書く際には必ず有益な知識です。②について。特にMidterm(中間試験)が終わるまでが本当に大変で、講座に慣れていないにも関わらず、通常のエッセイやリーディングの課題に加えて、本を約60ページ読まなければならず、自分がついていけていると思っていた講座には常に完璧を求めていた過去の自分と決別しなければいけない瞬間でした。理論上は全て完璧にすることにできたかもしれず、日々の時間に勉強時間に転換できる多くの隙があったことは事実でしたが、私は如何に要点を拾えて、課題の点を出せるように効率良く勉強するかにシフトして、本も1回目はスキミング(ざっと読む)をして、本の内容確認のテストの前の1週間で再度180ページを丁寧に読んで凌ぎました。結果が客観的に数字で評価される以上、何かを捨てることは必要なことでした。③について。エッセイを1000Wordsを書くなんて受講前の自分には想像の及ぶ範囲ではなかったですが、成長できました。3回のエッセイが課されるのですが、下限が500語、700語、900語と徐々に上昇していくことで、自分の成長を実感できました。900語の時はネタ切れで一貫性もなく大変だったです。。。今後のキャンパスライフではreflection paper(俗にいうリアぺは恐らく和製英語。reaction paperとか勝手に改造するな。百歩譲って、レアぺと言ってくれい。)などで毎回無心で300語から400語周辺を書くことが求められますが、その基盤を築けました。特にライティングのお作法に関しては社会科学系の科目では厳密なので、ちゃんとお作法を知らないとそれだけで減点を喰らいますし、構成が分からないとまともな語数も書けません。これら3点が受講の主なメリットして挙げられます。
次に、取っていた感じたモチベーションに負の影響を与えた要素を書いていきます。
①相手によっては会話が基本的に成立しないので、ディスカッションの時間が殆ど何の練習にもならなかったこと、②一部の中国人にやる気を削がれたこと、③講義の想定している平均の層が思っていたよりも低かったことの3点です。
①について。何らかの原因で英語力が低い人間の集合体の講座なので、スピーキングも終わっている人が多く、自分もその一員でした。私は積極的に声を出して自己満足を得ていましたが、相手に届いてる確率なんて低いことを理解して振り切った結果、相手を自分の英語練習のリスナーにしただけで、喋らない人もいたし、会話がほぼ成立した覚えがなく無に帰していました。ESL(English as a Second Language)は少人数制でクラスメイトとの交流が多いことから友達作りを期待される方も多いですが、その場合はこのような基礎科目ではなく、上級科目を取ることを強くお勧めします。会話が成立しないとお互いにストレスが溜まるので、相手は選んだ方が良いです。
②について。以前の留学中に発見したエピソード集で書きましたが、この講座には中国の競争で脱落してアメリカに逃げてきた系の中国人が多いので、とりあえず受講態度や課題に対するやる気が舐めている人間が多かった。2人真面目にやっていた生徒はいたが、他の中国人10人前後は本当に舐めていました。講義中でグループワークをすると3人に2人は中国人が必ず含まれるのですが、そこで単語ベースで分からない箇所を質問し合うのではなく永遠にこちらの分からない会話をする奴とか、課題を一切やってこない身の程知らずの奴、永遠に黙って時が過ぎるのを待つどうしようもない奴が大半で本当に辛かったです。特に本のディスカッションでは固定された班4人のうち私以外の3人の中国人に息を吸うようにこれらの行為をされたので、何回も気が狂いそうになりました。
③について。大学の教授はESLの当該講座を何年も教えている第二外国語のプロの方ですので、これらの中国人のレベル感などは完全に理解していて、扱いにも慣れていました。そのため、文法などは日本人からしたら物足りないなと思うこともしばしば。また初回鬼のように勉強して挑んだ中間テスト2つは難易度と評点の甘さに拍子抜けして、期末テストもどうせこのような難易度なら勉強しても得られるリターンが小さいと思いあまり真剣に勉強をしませんでした。
以上では、この授業を取って良かったこと、良くなかったことを中心に書いていきましたが、自分にとって収穫の多い授業を取る際に意識すべきことは、シラバスを見て多少ワクワクするか等のモチベーションを維持できそうかを考えること、つまりは授業に自分なりの履修する意味を与え続けられるかが大事だと思います。今回の英語の講座では今後のキャンパスライフのベースを築くために評点を極限まで取りたい、授業で使う4技能を本気で伸ばす機会が常に与えられているので伸ばしたいという2点を常に考えて、課題や日々の授業をこなしていました。何でもいいのでモチベーションは大事ですね。なぜならそれは課題の時間あたりの質にも影響してくるからです。
次は、統計学の授業の振り返りになります。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
それでは!
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