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愛犬が亡くなった

2021/11/07

忘れもしない。

この日、我が家のアイドル犬(愛ちゃん)が天国へ旅立った。

17年と4ヶ月だった。

犬は10年生きたら長生きと言われ、
小型犬で外犬の愛ちゃんは、本当に長生きだったと思う。

思い出はもちろん、たくさんある。


犬を買うきっかけは、僕の弟だった。

小学生になっても犬のぬいぐるみを、片時も手放さず、四六時中持ち歩いていた。

そんなある日、
両親に弟が病院へ行きたいと言い出した。
親は弟の熱を心配したが、実際は違った。
たれパンダの眉をしながら弟は、
「犬のぬいぐるみが、僕のご飯をあげても食べないんだ。」と深刻そうに言った。
その時、両親は、ぬいぐるみがご飯を食べる訳はなく、おかしくて笑ったそうだ。

小学生になっても、ぬいぐるみ離れが出来ず、本物とぬいぐるみの違いを分からない、そんな弟を心配して、両親は弟の為に犬を買うことを決意したらしい。


思い出はたくさんある。
でも、、今回は長くなるから、
かつあいさせてもらう。



11月7日、
愛ちゃんが亡くなり、
葬式をあげた。

ネットで犬の葬式5千円とあり、
ネットで応募した。

そして、業者の方が、
家まで来られた。

車にのせて、
連れて行かれる時に、
業者は言った。

お会計、、2万円です!

話と違うよ、、涙が止まった。

でも、愛犬の為だから2万円は気持ち的には余裕で出せた。収入面はきついけど、、



後日。。

おばあちゃんに
愛ちゃんが亡くなった事、
葬式で2万円した事を伝えた。

おばあちゃんも僕たちと同様、散歩もエサもやっていて、めちゃくちゃ可愛がっていた。だから、すごく悲しむし辛い思いに浸るんだと思った。

すると、おばあちゃんは、
まさかのこう言った。






2万円!?

はー??!

そんなもん、
 
ドブに捨てたら、

よかやんね!!




・・・・・・・



えーーーー!!!!!!!!!!!!!





戦時中はね、

なんでんかんでん

ドブに捨てよったとよ!

そんなもんにお金使って、

どうすんね!!!



僕は、その時こう思った。

おばあちゃんより
絶対先に死んではいけない。


だって、早く死んだら、

僕、ドブに流されそうだから。。



愛ちゃん、本当に有り難う。
いつまでたっても、僕はあなたを愛しています。
天国では、好きなだけ友達と遊んで下さい。
僕もいつか、そっちへ行ったら、また一緒に散歩行きましょう!


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