いけすかないカフェ巡り 9

よく来る旅先でお茶飲み場所を探していると、いつも人がいっぱいで入れないカフェが、今日はなぜか少し空いている。

外観から明らかにいけすかないカフェだなと思い始めて5年ほど。

入った瞬間、いけすかない。

◆いけすかない判定

・角地にあり、その両面に大きなガラスが張っていて、
 ライトは少ないのに明るい店内          1.0点
 (情報)入口とガラス窓を間違った
・店内BGMにジャズとエキゾチカ          0.5点
・内装                      5.0点
  (内訳)
  15席ほど、革張りの小さな椅子は全部色が違う
  カウチは店に合わせてハンドメイドしているもよう
  コンクリートの古民家(店舗?)を利用
  壁を荒く白く塗って統一している
  壁面に高さを揃えてドライフラワーをほどよく配置
  木材中心の温かみのある雰囲気
  もとあったらしき丸窓にステンドグラス
・フードはワッフルメイン。種類がたくさんある。  0.5点
・ワイングラスに入ったパフェ           0.5点
・ロイヤルミルクティうまい。ラテ風にしてる    0.5点

合計8.0点
店内は狭く窓は大きく、適度なハードルの高さが入るときの気持ちを盛り上げます。
ドライフラワーのバランスがよくて、ほどよい温かみが出ています。
そして何より、椅子が良い。小さめで背がひくい椅子は各々違った色の皮が張っていて非常にかわいい。
人通りの多い街中の一等角地にあって、この愛らしさは貴重じゃないかな、などと考えていました。

5年間通り過ぎていたことを不甲斐ないと思うものの、その暗い気持ちを忘れさせてくれるような、すばらしく温かいいけすかなさでした。

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